本当に良いデモカーに出くわしました(笑)
2008年(H20年)式 スイフトスポーツ Sリミテッド 2型
10万kmオーバー、シート破れ・へたり、ステアリング擦れ、車内汚れ、フルノーマル!
ステッカーが何枚か貼られていましたが、ボンネットのスズキスポーツ以外は簡単に剥がせてスッキリ!
どうやって剥がしましょうか🌝
スペック・現状
まずは基本情報です。
年式 | 2008年12月(13年落ち) |
型式 | CBA-ZC31S |
車体番号 | ZC31S-210*** |
グレード | スポーツ 特別仕様車Sリミテッド |
エンジン型式 | M16A DOHC 16V VVT |
過給有無 | 無し |
駆動方式 | 2WD 前輪駆動(オープンデフ) |
トランスミッション | 5MT |
走行距離 | 122,000km |
ガソリン | ハイオク |
ヘッドライト | キセノン |
車検 | 2024年2月 |
Sリミテッドという特別仕様車になります。違いはこちら。
専用エアロ | バンパー、サイドアンダースポイラー |
専用設定色 | パールメタリックカシミールブルー |
専用ホイール | ホワイトの16インチアルミホイール |
専用エンブレム | リヤの「Sport」がホワイト |
専用シート | アルカンターラと本革コンビのRECAROシート |
専用ステアリング | 本革巻ステアリングホイール |
専用ドアトリム | 人工皮革、シルバーステッチ |
エンジン・吸排気
交換履歴が不明なのですが良く調べてみたところ、アーシングがしてある以外フルノーマル車だと思います。オイル漏れや白煙、ニオイ、異音などのトラブルの前兆や症状も特にみられません。アイドリングも安定しています。静かすぎてエンストしたんじゃないかと何度も思いました😅
マフラーは錆がありますが、排気漏れはなく静かで良いです。リアバンパーとデザインを合わせた2本出しマフラーがカッコ良いです。焼き付けの社外も良いと思うので交換検討します。
ブレーキ・クラッチ
ブレーキは左前の抵抗がやや大きく感じたのでフロントはキャリパーオーバーホールをします。ついでにスリットローターを入れて見た目、性能向上でも図ろうかと思います。
クラッチは滑っていて要交換ですが、長く所有するわけではないのでしばらくこのまま。方向性や次のオーナーが決まったら考えます。クラッチペダルの軸あたりから少々ギコっとした感触がありました。
※2022/6/14追記※150km程転がした結果、クラッチは滑っているというよりつながる位置がわかりずらいのと繋がる手前のギコっという感触で滑らせながら繋いでしまっているというドライバーの下手さ故の問題のような気がしてきました。慣れとクラッチフルード交換により普通に使える程度にはなったと思います。
足回り
フロントロアアームブッシュがダメです。純正ASSYでもそこそこ値が張りますが、社外強化が1.5倍くらいの価格で買えるようなので検討します。スタビリンク・タイロッドエンドブーツもややにじみあり。
リアのショックに錆があります。機能的には問題はなさそうです。
前後サスペンションの17mmボルトはすべて緩みました!BH5レガシィツーリングワゴンで緩められず大苦戦したので…ボルトが緩むかどうかはDIYでの車いじりでも重要なポイントです。
タイヤは2本要交換です。残りの2本は7分山のダンロップルマン…うーん…使われ方の分かるタイヤです。転がし用としては良いタイヤですが、スポーツタイヤではないです。ただ車の素性を知るには良い情報です。乱暴に扱われていなかったという😅
DIYでの車高調交換も容易と判断しましたので、拡張性のある基本的な足回りのリフレッシュを目指します。最後にアライメントと行って完了です。
外装
傷は少ないのですが、左のサイドアンダースポイラーが割れており、同時に付いたと思われる左リアのホイールアーチ下部の凹みがあります。
ボンネット、バックドア、左右リアクウォーター、リアバンパーにステッカーがあります。ボンネット以外は手で剥がせました。
内装
運転席座面に擦れ、破れ、へたりがあります。
ステアリング、シフトノブにも擦れがあります。
リペア職人の腕が鳴ります💪
総括
スポーツカーにありがちないじられ感がないのが良いです。何人かオーナーがいたと思いますが、もう12万kmということで特別使用感を残しつつ、遊びベース車に仕立てようと思います。
※元の所有者の方が特定できそうな特徴的な部分は除外しています
インプレッション
一番の楽しみです(笑)
NAでカタログ値125PSとターボのGRヤリス(272PS)やレガシィ(260PS)とはそもそも土俵が違うのですが、うちのデモカー2台と比べても軽快に走ります。以前所有していたフィットRS(132PS)が一番近いのですが、ずっとスイスポのほうが軽くて速いですね。スポーティグレードとスポーツカーとカテゴリーの違いは歴然です。
スイスポの高速走行はまだしていませんが、6速があるフィットのほうがクルージングしやすいような気もします。6速100km/3000rpmなので少々うるさかったですが^_^;
スイスポのM16Aというエンジンはアルミ製で軽量かつ高性能、ジュニアWRCのイグニスに搭載されていた贅沢なエンジンです。エンジンチューニングも盛んに行われノウハウやパーツも多い今となっては希少な1.6リッターエンジンとも言えます。
スイスポは直線を快適に走る車というよりは、ワインディングや曲がりくねった道のほうが楽しく、エンジンの吹け上りもスムーズで心地よいサウンドとハンドリングから”運転が楽しい車”だと感じました。
ただ純正RECAROはやや硬く、見た目ほどのホールド感が無く腰高感もありちょっと替えたいですね。GRヤリスRCの純正シートでも同じことが言われていますが、スイスポは要バケットシート、GRヤリスはサーキット等に行かないなら交換不要というのが個人的な印象です。
GRヤリスとの違いでもう一つ。シフト位置についてです。スイスポは1速が遠く感じます。GRヤリスはスイスポの3速の位置で1速に入る感覚です。ギアの入り具合には何の違和感も感じなかったので多少のへたりはあるのでしょうけど致命的ではないという印象です。
余談ですが、GRヤリスのバックギアがスイスポの1速、スイスポのバックギアがGRヤリスの6速とおじさんにはこの2台掛け持ちは危険です(笑)
作業予定リスト
ディテイリング
- ルームクリーニング
- ホイールクリーニング
- ヘッドライトリペア
- ステッカー・デカール剥がし
- ボディ磨き
チューンナップ
- マフラー交換
- タイヤ交換(フロント)
- 足回りリフレッシュ
- ブレーキ周り強化
- (クラッチ交換)
メンテナンス
- オイル交換一通り
- ブレーキキャリパーオーバーホール
- クラッチペダル改良
- フォグランプバルブ交換(イエロー)
リペア
- ステアリングリペア
- シートリペア(擦れ、切れ、穴、へたり)
- シフトノブリペア
生活感たっぷりのトップ画像でした。小3長男が撮影