2024年12月末頃の仕事です。
自動車保険での修理と言えば、壊れた内外装の修理のイメージが強いと思います。私もその一人ではありますが、事故で汚れた内装をクリーニングするというのも保険対応可能な案件です。事故が原因で汚れてしまった内装のクリーニングもその対象になるそうです。
自動車保険を使う場面としては修理のイメージが強いため「汚れはしょうがないよね…」となってしまいそうではあります。
今回の案件も追突(確か…)された衝撃でコーヒーか何かをシート中央部にこぼしてしまったとの事でクリーニング要請を頂きました。シートの境目あたりがシミです。メインは運転席のシートベルトバックルの全面あたりになりますが、境目にシミの跡があるためシート座面2脚分のクリーニングになりました。
スズキ車の助手席の大半は跳ね上げ式の収納スペースになっています。前後にずらさずともサイド部の作業が可能です。
あまり目立たない汚れですが、リンサーをかけると…
しっかり汚れが吸い取れます。
こぼしたコーヒーの除去ですのでそれなりの水量を使いました。約32リットルほど使ってほぼ透明になったところで終了です。
一番シミが残るのは上面ではなく、裏面です。滴って落ちていきますので当たり前ですが、シートの下側の縁に洗剤を浸み込ませてはふき取りを繰り返します。白いペーパーで確認しながらやりますが、なかなか落ち切りません。人目に付く場所ではないのですが、臭いの原因になるのでなるべく吸い取ります。
作業当日のご返車との事。運転席はシートヒーター付きでしたので、お店の方の判断でシートヒーターと暖房を入れて早期乾燥をされていました。自然乾燥なら一晩でだいたいOKです。日中なら日差しの下に置いておけばエンジンをかけなくても乾きます。