中古車店のオーナー様より使わなくなったステアリングを譲り受けたのでテスト施工を行いました。
60系ハリアーのコンビステアリングです。コンビステアリングは木調がイメージがありますが、上部は艶黒です。それにしか見えません。バリエーションがわからないので詳細は不明です(笑)
関係のないものがたくさん映っていますが、これからステアリングをリペアしようとしている写真です。左のものが右のようになるまでの簡単な過程を撮影して説明しています。
Before
ここまでくるとリペアでは費用が合いません。このステアリングリペアも丸1日分の作業時間がかかっていますが、見積金額以下で程度の良い中古品が買えると思いますのでそちらをお勧めすることになります。正直なところ多少ダメージのある中古品を買って部分リペアしたほうが気持ちよく使えると思います。
5枚目はを付けているのでBeforeではないのですが、ダメになった表皮はサンドペーパーで削り落としてしまいます。その結果・・・
下処理とパテ埋め
ほぼパテで埋め尽くされました(笑)
表皮を削ったからと言ってパテ埋めが必要になることはありません。軽い擦れであれば毛羽立った部分に塗料を刷り込むだけでだいぶ改善されるのですが、グリップが円形ではなく多角形になってしまっているのでパテで成型をしているためこんな状態になってしまっています。
完了
パテは時間が経つと沈むことがある為、繰り返しチェックをしています。丸1日分という作業時間は10時間程度というだけで、乾燥させながら数日に分けてリペアしています。これは出張施工の現地完了型のお仕事では難しい工程になります。
色は多少アレンジしてGRヤリスのステアリングと同じシボ感、質感、色味で仕上げました。パテ埋めと塗装をしていますが、柔らかさはほとんど損ないません。これは全周にわたるリペアでオリジナルとの差を比較しにくいのですが、部分リペアであれば言われなければわからないくらいになります。
この日はほかに2本あった200系クラウンとBPレガシィのステアリングをまとめて塗装して3本同時に仕上がりました。全部同じ色です🤣
こちらのステアリングは新たなオーナーを探しに中古パーツとして販売します。