お預かりしていたソファリペアが完了しました(^_^;)
日当たりの良い場所に置かれていたため窓に近い肘掛けの右側が特に劣化が酷く、室内に向かって症状が軽くなっていくという状態でした。
水分が飛んでしまっているため、全体的にひび割れが走っています。ご相談の結果、リペア箇所は症状が重い箇所に集中して行います。
全体的なひび割れ対策のため、仕上げにレザー用のメンテナンス剤を全体に塗り込んでからお返しします。
Before
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一番症状が重いのが肘掛けです。劣化が進行しています。ダメになっている表皮は削り取ってしまいます。
座面は擦れもありますが、柔らかい素材であるため、皺が寄りやすく谷になっている部分がひび割れてしまっています。
背もたれの劣化は少ないのですが、向かって右側に「一」の線傷が入っています。こちらのソファリペアの仕上げで一番難しいのは背もたれだったりします。
After
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要所を抑えリペア完了です!
劣化した部分「一」の線傷とその仕上げ塗装も違和感なく出来ました。普段手掛けているクルマのシートよりも艶があるのですが、その艶感も自然な感じに仕上がったと思います。
耐久性
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爪でひっかいたり、強くこすったりすると傷んだりリペア箇所が損傷することがありますが、指で押し付けるくらいなら何ともありませんし色移りもしません(^^♪
リペアしたからと言ってもう劣化しないということはなく、メンテナンスを怠ればまた劣化したり傷んだりしてしまいます。
革靴と同じでレザー用のクリームなどを定期的に塗り込んだり、日影に置くだけでも持ちは長くなります。季節ごとに配置換えを行えば楽しく長持ちさせられるのではないでしょうか。