この番外編です。ステアリングカバーには大きく2種類ありまして、カー用品店で手軽に買える被せもののステアリングカバーと、縫い付ける本格的なものです。後者はディーラーオプションの革巻きステアリングでも使われている方法です。
今回のケースでは、縫い付けるタイプのステアリングカバーを見た目以上に機能的回復のために↓↓のような処置が施されていました。
中古車を買った時などカバーを外したいと思うこともあると思います。このカバーを外すときのポイントを書き残しておきたいと思います。
スタートを見つける
しっかりと縫い付けられていますので道具を使ってこじったりするとオリジナルを傷つけてしまいますのでスタート地点を探します。ステアリングは円ですのでスタート＝ゴールになるので比較的見つけやすいと思います。
だいたい下から時計回りに取り付けられることが多いので下から見ていきます。すると玉止めがされているところには糸が縦に入っています。縫い込んでいく過程では糸は斜めになっているのでその違いを見ていきます。
糸を切る
刃物の出番は1回限りです。面倒な方はカッターの刃などでブチブチ切っていくと思いますが、オリジナルを傷つけないための取外しでは最小限にします。オリジナルも革巻きであればそちらの糸も切ってしまうかもしれません。
私はアールの付いた小さなハサミを持っていますのでその刃先で糸を掴み、少し持ち上げながら1か所を切りました。
次に指で革を押し広げながら丁寧に糸を抜いていきます。何か所か抜いていくとこのようになります。
邪魔になった糸は切りながら進めます。あまり長いまま続けていると摩擦熱でオリジナルに余計なダメージを与えかねません。
無事にゴール！
一周外し終えるとゴール地点にやってきます。ここまで来たら簡単にオリジナルから取外しが可能です。こちらのステアリングの場合は…
こうなっていたわけですが😅
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