Sリミテッド専用の純正RECAROです。座面、背もたれはアルカンターラ、サイドサポートの上部は本革、側面が合皮(破れている面)という構成です。コンパクトカーとしては贅沢なシートだと思います。
この手の車ではこの程度のことは何ともなく、10万円前後で社外のバケットシートに入れ替えれば済むのでリペアの選択肢は薄らいでいくと思います。
破れ・へたり
完全に破れてしまい、内部のスポンジ部分も完全にヘタってしまっています。画像で見るよりもずっとフニャフニャです。ただ、今回はサンプル施工、デモカーですので思い切った施工をしていきます!
穴をふさぐ前にウレタンフォームを詰めます
この小さな穴からいくつかに切り分けたウレタンフォームを詰めていきました。事前確認で、ウレタンがただヘタってしまっただけでなく、中で切れてダメになってしまったものがボロボロ出てきていたので膨らみを戻すことはできないと判断してのことです。
多少違和感はあります。当然です(笑)脱がせる方法であれば左右対称になるようにウレタンを追加して接着できるのでもう少し自然にできると思いますが、あくまで即日、即納車施工ですので詰めていくという選択肢になります。
破れを塞いでいきます
ここからが通常のリペア手順です。内側に生地の代わりになるものを仕込み、表からも同じものを溶着します。
表面を整え塗装します
運転席側のその他の擦れも一緒に塗装しました。
破れた部分の仕上がりに多少凹みがありますがサンプルです。過度な期待は禁物です(笑)あえて目立つ位置で画像を撮っています。6枚目の写真や乗り込むいちからはほぼわかりません。
フラットにすることよりも、白いステッチをしっかり残すことに注力しました。
ステッチをしっかり残すための代償
ステッチには1mmのラインテープを張っていますが、くっきりと線が残ります。1方向だけなら工夫次第で片方だけに留めることもできますが、今回のケースでは周囲がリペア対象なのでどうしてもスプレーガンからの直撃を避けられません。よって、間近で見るとこのようにラインが出てしまいます。
ケースバイケースで相談させて頂いていますが、私の考えは「ステッチは残す」ですが「美観より強度・使い勝手・耐久性」を重視しています。
もしステッチをまたいでダメージがあればステッチは潰します。しかし2cmのステッチの隙間ができると逆に目立つこともあるので周囲も塗りつぶしてしまった方が埋もれてしまう場合もあります。
実際に作業前の確認で販売担当の方に「これリペアしてますね」と言って驚かれたことが何度もあります。ステッチが潰されていても気が付かないものです。助手席やリペアをしていない部分と比較してあぁ色違うねとなるわけです。
ちなみに、この画像は破れをリペアした部分です。凹みはわかりますか??
もう一つの難題が…
入りきらないので別で紹介します。切れ・破れ系ですがここだけのリペアなら施工対象外という場所も機能性重視でリペアしています。
スイフトスポーツ-純正RECAROシートリペア-破れ・擦れ②
RECAROシートが威厳を取り戻しました
Sリミテッド専用のアルカンターラとブラックレザーのコンビシートです。
一つ一つ見ていけば気になる部分もありますが、このBefore Afterを見れば成果は一目瞭然です。
リペアについてのお問い合わせは↓↓までお気軽にご連絡ください!
お電話:090-6510-6962
(石田ですと名乗りますので、ご用件をお話しください)
問合先:トータルリペア・アイテック(担当:石田)
※写真をメールでお送り頂いても構いません。
★作業・現車確認受付時間帯・・・・9:00 ~ 19:00 要予約(新規様月~水のみ)
★お電話対応時間・・・・・・・・ 10:00 ~ 17:30 (月~土)
★メール返信について・・・・・・終日作業がほとんどで作業に注力しておりますので
当日夜から翌朝の返信になります。ご了承ください。
※HPを更新していなかった期間のうちかなり長い間
サーバーエラーでメールが届いていないことが
あったようですが、現在は復旧しています。
★お電話について・・・・・・・・プライベート、法人すべて同じ携帯電話のため
「石田です」と名乗ります。
レザーシートリペア |
ダッシュボードリペア |
ステアリングリペア |