2本目の”MOMOステ”はチューナー?と思われるブラックのステアリングです。2本同時にお預かりしたので同時進行している技術研究第2弾です。
ちなみに、車のオーナーは渋いE36(BMW)にお乗りです。
エンブレムが埋め込まれていたような跡があるのでもしかしたら特別仕様車などの純正なのかもしれません。詳細は不明です…
こちらの方が症状は重い…
頭文字Dの城島俊也バリのワンハンドステアを実践されていたのでしょうか、右手側が異常にえぐれております。ということは、車種はS2000で決まりですね(笑)
右手側のえぐれた部分もそうですが、何気にキレイに剥がれているエンブレム跡の修復も根気のいる作業です。また、全周に渡ってボコボコと凹凸がありもはや円ではないなと感じるほど状態が悪いです。
絶版品やエンブレムが残っていて特別仕様などではない限り新品を買った方がずっとお得に確実にキレイになります。これはMOMOレースと同じです。
リペアの様子
サンドペーパーで表面の足付けを兼ねながら均し、えぐれた部分に充填剤を入れてい行きます。2種類使っています。
革が乾燥しめくれあがってしまった部分にも厚く盛れて浸透し密着するジェル状の充填剤を下に、上には凹凸やクラックを埋める薄付け向きのものを使っています。接着剤は使いません。
技術研究も兼ねているのでエンブレム部分には1種類の充填剤を盛に盛りながら埋めていきました。案の定完全乾燥と共に沈み込みが起こるので数日かけて埋めていきました。
周囲の細かい凹凸には薄付用の充填剤を使いペーパーで均しながら直していきます。