デモカーのスイスポ2号、スイフトスポーツZC31Sのグリル塗装です。だいぶ前にやった作業です。こちらのスイスポは無事に新しいオーナー様へお引渡しを済ませた車両です。今は5年ぶりのフィットRSが代わりに入ってきています。
定番のグリル白化
スズキ車に限らずだいたいこんなになってしまうと思います。私の感覚によるものですが、手入れをしたとしても防ぐことができません。それどころか悪化させてしまうことも…
最善の防衛策はシャッター付きのガレージに入れることです!!!
99.9%※の車にとって無理な話です😅※アイテック街中調べ(笑)
ヘッドライトも黄ばみも同様ですが、お日様に当たる時間を減らすことで寿命は変わります。ただ、フロント周りを守るとその他の場所が被害を受けます。リアスポイラーの色あせ、リアバンパーのグリルの色あせ、ドアミラーの色あせ、エンブレムの劣化など、樹脂部分から先に傷んできます。対応策が無いわけではありません。
対応策①未塗装樹脂専用ガラスコーティングの塗布
平滑なパーツであれば専用のガラスコーティングが威力を発揮します。
ただ、スイスポのようにハチの巣状になっているグリルでは根気がいる作業になります。基本的に手塗りになりますので塗り込みは綿棒などの細い道具でできますが、ふき取りが困難な場所もありムラになりやすいのが難点です。
対応策②ボディ用ガラスコーティングやワックスなど
これはおすすめしません!
特に固形ワックス。
これは絶対に悪化させます。塗ったときは多少黒くなりますが劣化したワックスが白くなります。早いケースだと数日~。何度も繰り返すことも多く徐々にサイクルが短くなり、劣化したワックスが層になっていってしまいます。こうなると除去するのも難しくなるのでやめたほうが良いです。
ボディ用のガラスコーティングはワックスよりも長期の効果があります。ただ、ボディよりも先に劣化します。ボディのガラスコーティングも劣化するとクリア剥げのようになりますが、結局白っぽくなります。ボディなら研磨すればコーティング層を落とせますが、未塗装樹脂は研磨できません。
対応策③塗装
一番現実的な方法だと思ってます。細かいところに入っていってくれますし耐久性も格段に高いと思います。
DIYで行うにはいろいろな意味で難易度が高いと思います。塗装技術が必要であること以前に、塗装環境を確保しなければなりません。パーツによっては脱着が必要な場合もあります。効果がある代わりに作業に関するハードルもそれなりにあります。
塗装準備
ということで、スイスポは取り外して塗装することにしました。外さなくても養生すればできますが、養生材ももったいないですし、おそらくそのほうが時間がかかり細部も仕上げも難しくなると判断しました。外してしまえばプラモデル感覚で塗装できるので気楽です(笑)
バンパー外しました。こうなったら色々やりたくなります。DIYでやるならついで作業も考えておくとより満足度の高い1日になると思います。
バンパーが外れればグリルの取り外しも簡単です。
下に見えるエンジンクリーナーで脱脂もかねて細かい汚れを落としていきます。
近くで見るとこんなんなってます・・・2005年式なので、18年経ってます。
完全に乾いたらプライマーを塗り下処理が完了します。今回はミッチャクロンを使いました。
塗装
もともとガンメタのような色だったと思いますが、艶消し黒にしました。この色選択も楽しいですね♪
取り外したことで裏側や斜めに吹けるので均一に塗っていけます。