溶けたヘッドライト
商品として仕入れたヘッドライトです。70ノアはタマ数が少ないのかこのような状態のものでもリペアで改善できれば恐らく売れます。
こうなった原因は不明ですが、アイラインが付いていたと思われ、その取り外しで熱を入れ過ぎたのではないかと推測しています。シール剥がしでも多少はこうなることもあると思いますがさすがにポリカーボネート樹脂をここまで溶かす溶剤は一般人には手に入らないのではないでしょうか。
あと考えたのは、アイラインとの段差や色の差を消すためにサンダーを使って溶かしたというものです。私もサンダーで溶かすまでやったことがありますが、相当無理やりやらなないとそこまでならなかったと記憶しています。それだけポリカーボネート樹脂は強いということで、ヘッドライトに採用され続けている素材なのだともいます。
180番から削り込む
180番から削り込み、通常のヘッドライトリペアと同じような手順を繰り返していきましたが、ここまでにしかなりませんでした。
凹凸の影響はかなり深く、白化したりヒビの集まりになってしまったものまでは消しきれませんでした。削りすぎて強度を失っても良くないので引き際が肝心だなと思いここで止めています。
幸い、電球のない場所だったので気にしないユーザーなら使えるレベルにはなりました。ガソリンエンジンは消えていく運命のようですが、こうしてパーツは再生されまだまだ使われるのだと思います。