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レーシングカート|2026シーズンはフレーム適応で悪戦苦闘中

小5になった次男がドライバーのレーシングカート活動も3年目に入りました。

今振り返れば2024、2025年シーズンは割と良い結果が出ていましたが、2026シーズンはつらい日々が続いております。
当時は苦労していたと思えることも、今思えば”入門”の範囲だったんだなと感じます。

NEWフレームへの適応

フレームごとの特性

フレームにはメーカーごとの設計思想があり、当然ながら特性も異なります。
いくつもの見方があるとは思いますが、ざっくり硬いか柔らかいかの違いですね。

サスペンションを持つ自動車とは異なり、人馬一体。
ドライバーの体に合うか合わないかも重要なポイントとなるようです。

2026シーズンは最新の設計思想のフレームを選択しています。
これまでは旧世代のフレームを使用しており、入門レースなどでは問題なかったこともこれからはそうはいかなくなるためです。
レースの前から負けている
と、周囲の方からアドバイスを頂きました。

通用すること/しないこと

キッズカートからジュニアフレームへ移行した際は、サイズ・重量・タイヤ・エンジンすべてが変わり、乗りこなすまでに約10か月かかりました。

その経験もあり、今回は数回の練習で適応できるだろうと考えていましたが、それは大きな間違いでした。

これまで通用していたことが、ほとんど通用しない。
むしろ「何が通用していたのか分からない」と感じるほどでした。

止まれない、曲げられない、トップスピードもボトムスピードも遅い。エンジンも回せない。タイヤを温められない、使えない。

「フレームを新しくしてもコンマ数秒しか変わらないよ」
とは聞いていましたので、そのくらいは覚悟していましたが、0.数秒どころか2~3秒も遅い。

旧フレーム時代の自己ベストタイムに追いつくのにコースによって3か月程度の期間を要してしまいました。

フレーム特性を理解するということ

birelからOTKへの乗り換え。
硬いフレームから柔らかいフレームへの変更です。

コーナリング性能だけが違うのかなと思ったら、あらゆることが変わるようです。
タイヤへの荷重の乗り方、旋回力の違い、アクセルオン、ステアリング入力時の挙動がまるで別の乗り物になってしまったみたいに。

ドライバーがあまりにも苦戦しているので、色々な方からアドバイスや指導をして頂きましたが、本人の反応も薄くだんだんとトーンも下り坂に…
言われていることも、自分に起きていることも理解できていないし、インプットモードにも入っていない様子でした。

2か月程悩んだ結果、私自身がフレーム特性の理解を深めたところ改善の兆しが見え始めました。

小5次男にはあらゆる手段を用いてフレーム特性について説明し、大まかな理解を得るまでこぎつけましたが、この辺りを感覚で詰められるドライバーもいれば、躓いてしまうドライバーもいるみたいです。小5次男は後者でした。

ドライバーの苦労

ドライビングの常識を壊す

ドライバー自身がbirelで培ってきた常識を壊す必要がありました。
スポーツドライビングでも感覚が重要なのですが、言語化が難しいところもあってドライバーもコーチもメカニックである私も彼の苦しみを理解することができませんでした。

「もっと楽しそうに走れ・やれ」「活き活きしてない」

とよく言われてました。

今まで勝てていたはずのドライバーにも次々と抜かれ、最下位争いすらできないのか…という状況まで落ち込んでいます。

しかし振り返ると、周囲のドライバーは同じフレームで経験を積んでおり、理解度の差があったのも事実です。
小5次男は苦労してるわけですから差が開くのも当然と言えば当然でしょう。

しかし、こうした苦労の甲斐もあってようやく光明が差してきています。

体の感覚で理解させようとしていたことから、頭で理解させることを優先し、今までの彼の常識とNEWフレームの特性を掛け合わせて説明したところ、ようやく表情が明るくなりました。

常識の壊し方

こんな返事が返ってきたことがあります。
「そうなんだよ!」
「○○の感覚があるからアクセルが踏めないんだ」

ドライバーとして培ってきた常識で
「やってはいけないことをやる」
時速100km近く出る乗り物でチャレンジするにはこんなに怖いことはないでしょう。

これをやったら絶対に失敗するとわかっている操作をしなければ速くならない。
頭では理解した。
あとは体に染み込ませていくだけ。でも、そうそう簡単にはいきません。

それはそうです。
ここでこうしたら絶対に失敗する。
これをわかっててやるわけですから。

楽しむ

初めてのサーキット、いつものサーキット、久しぶりのサーキットに行きましたが仕事の合間やだいたい週1で決めた休みの中でやりくりしていますので、練習をすると決めた日はドライだろうとウェットだろうと天気にかかわらず予定通り練習をします。

ポイントはタイムを詰めない、怒らない、無駄に褒めない。

練習方法は秘密ですが、ピットイン指示も一切出さず、私は燃料づくりと時間割を決めるだけに徹してドライバーの自主性に任せました。

プロドライバーとの練習も転機に

たまたま4人のGT300ドライバーがカートトレーニングに来ている日に走行する機会がありました。
しかも隣のピット。
周囲にはほとんど人はおらず、小5次男以外では遠くのピットに2〜3人いる程度です。

その日は終日ヘビーウェットでしたが、プロドライバーもスピンしまくり。手袋を絞っている写真の日ですね。
盛大にスピンした後も笑いながらタイヤがどうだ、あのセットがどうだと楽しそうに話しています。

もちろん、プロもテーマをもって”練習”しているので当たり前の光景ですが、

「プロでもスピンする」

この事実を、小5次男は子供ならではの素直な感覚で受け取っていたと思います。

ラップタイムも、ほぼ1秒差以内でした。
プロドライバーと抜いたり抜かれたり、譲ったり譲られたりのやり取りもあり、プロドライバーと走りのリズムが合う場面もあったのではないでしょうか。

小5次男は譲ってもらったら手を上げてあいさつをすることがありますが、子供が大人やプロドライバーに手を上げている姿がなんか笑えました(笑)

相手からすれば、子供と絡むのは避けたいという意識もあったと思いますが、しばらくすると走り方を理解してもらえたのか、徐々に距離感が近づいていったように感じます。

それはともかく、16時半まで走行可能な日で、雨や帰りのことも考えて16時前に終わっていいと伝えてありましたが、

「もうちょっと…」「あと10分走りたい」
初めて言ってきたかもしれません。

後々振り返り、意識的な転機になった練習日と言える出来事になるのかもしれません。

コーチ/メカニックの苦労

フレーム特性を理解する。
これが簡単なようで難しかったです。特性は簡単には理解できます。
柔らかいから、硬いからこうだよね。という点です。それをわかったように小5ドライバーに伝えてもチンプンカンプンなわけです。

つまるところ、どうやって操作(運転)するのかということを理解させるのがとっても大事。
スポーツドライビングというのは、あらゆる情報を全身でキャッチして、操作に反映する作業でもあると思いますので、能書きだけでは速くなりません。

また、外と中からでは全然見え方が違うので、共通認識を得るのも一筋縄ではいきませんでした。

あれこれ苦労しましたが、結果としてNEWフレームの特性を理解しつつ、これまでの小5次男の運転特性とのズレを一つずつ修正していった結果、ようやくイメージの共有ができる段階まで来ました

これからの課題

フレーム特性を体に叩き込み、過去をリセットすることには成功しました。

大きな課題の峠は超えたと思いますが、これからはライン取りの修正、タイムを詰める、セッティングを試す段階に入ります。

ようやくスタートラインに立った感じです。やっと練習ができそう。

まとめ

レーシングカート活動3年目。

今シーズン表彰台に乗れるようなことはあるのでしょうか。

いまは全く想像もつきませんが、やらなければたどり着かないし、ただやっているだけでもたどり着かない。

考えて、工夫して、実践する。

これを繰り返しながらチームとして成長できたら少しずつ結果も出てくることでしょう(笑)

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