写真整理シリーズです。2020年頃の仕事になります。
ランクル200の3列目シートですが、長い間倒したままにしていたところ、起こしたときに表皮が剥がれてしまった状態です。間に何か挟んであったのかもしれませんが、4年以上前の作業のため、記憶がありません😓
目立つところは2~3か所ですが、細かく見ていくと結構数がありパッと見以上の大仕事です。自分でもどこを直したか覚えていないだけでなく、作業当時もAfter写真を撮るのに苦労したようです😅Before Afterが合ってない(笑)










生地は本革です。
剥がれたところが盛り上がってしまっているところがありますが、ここが一番直し難かったのを思い出しました。ただの表皮剥がれなら削る作業はいりませんし、変形していることもあまりないので。
盛り上がっている部分は何かが付着したのではなく、剥がすときに引っ張られて隆起した部分というのが正しい表現だと思います。付着しただけなら落とせそうですがが変形が入っていますので、段々を消すために削るか革を整える必要があります。
革は削りすぎるとケバケバした部分が露出して仕上げで硬くなったりしてしまいますので、ある程度削ったらパテ盛りして面を出してます。今までも再来が無かったと言えるほど珍しい状態ですね。
色が抜けていない所の変形もあり10か所以上になっていると思います。
また、倒し続けていたことによる皺もリペアの邪魔をしていますね。癖によるシワは基本的に戻りません。
ランクルクラスが倒していただけでこうなってしまうのはどうなのかな?と思いつつ、もしかしたら間に何か挟んであったりしたのかもしれません。
いずれにしてもマメに起こすようにしたほうがいいんだなと思った過去事例です。