私はタバコを吸わない(吸ったこともない)ので当然ニオイも苦手でなんだかなぁと思う仕事ですが、内装に関わっている限りタバコ、ペットは避けて通れないので頑張って耐えます。
トールタイプとはいえ軽自動車なので範囲が狭く高さもそれほどないのでまだ良いですが、首、腕、足…すべて使い物にならなくなります。私の場合は特に首です。血流も悪くなるのか作業後半は何回も首を捻らないと動かなくなってきます。
汚れた水、洗剤も降ってくるので肌に付かないようにするのも大変です…
1台目-トールタイプ軽自動車
2台目-トールタイプ軽自動車
この時はリンサーの写真を撮っていました。
全部ヤニですね。
多少斑になりました
2時間程度の成果で完全に乾燥していないので何とも言えませんが、多少斑になります。上に向かっての洗浄なので奥への滞留は難しく繰り返すことで徐々に薄まっていくと思います。うちはスチームではないのですが、洗浄水の温度は多少高めの方が良いと思います。
完全に除去するにはルーフライニング交換という最終手段が残っているので費用や手間については部品代も含め交換との比較になってくると思います。もう少し追い込めると思いますが、リンサーの排水を見ての通りニオイや黄ばみの原因もこれだけ落ちたということなので相当な改善になったと思います。
当社では数日お預かりして仕上げるのではなく現場でできる範囲に限定されてしまうため、機会があればお客様へサービス提供をする前に数日かけたクリーニングを試してみたいと思います。
DIYで行うときの注意点
DIYでもできる作業ですが、強い洗剤を使う場合は下に垂れることも考慮してください。シート、パネル、窓など上方向に意識を集中している上かなりの重労働なので気が付いたころにはルーフより下が酷いことに…お気を付けくださいm(_ _)m
対象の素材や部位によって洗剤や道具を変えていくとよりキレイに仕上がると思います。ルームクリーニングは思ったよりも体の負担が大きく、疲れてくると手抜き作業になってくるのでパーツごとに区切って数回に分けても良いと思います。
ただ、ルーフはいっぺんに前から後ろまでやった方が良いと思います。
私の場合は販売店さんからのご依頼のみなので部位ごとでお受けすることが多いので、依頼のない部分には影響させないよう養生はしっかり行います。私のように天井のクリーニングだけで業者が呼ばれるのも、プラスチックや窓は業務用洗剤のある販売店なら落とせるからです。
ちなみに、同じ洗剤でもプラスチック部はだいたい落ちます。着色が酷いケースでもヤニのベタつきは取れます。
窓はあまり絞っていない水を多めに含んだタオルで数回ぬぐってから窓用のクリーナーで吹き上げた方が良いです。特に速乾性の洗剤を先に使ってしまうと浮いてもすぐに乾いてしまうので余計に時間がかかったりムラになったりします(拭き筋が残らないタイプは速乾性が多いと思います)。繰り返せばキレイになりますが洗剤がもったいないのとタオルの消費も増えがちです。
現在、当社では一般のお客様のご依頼はお受けしていませんが、簡易的なものから内装をバラシてクリーニングする方法まで様々な方法や価格帯で専門業者さんがサービスを提供しています。道具も高額なものが多いのでいっそのこと依頼した方が良いこともあると思います。