2024/2/5(月)千葉県でもそれなりの降雪と積雪となりました。日中は千葉市内(千葉北インター付近)で仕事をしていたため、概ね雪による影響はありませんでしたが、自宅兼本社のある松戸市では夕方頃には積もっていた模様。
千葉県内でも天気が変わる
おなじ千葉県内で移動距離にして25kmくらいしか離れていないのですが天気は変わります。雪に関して言えば、松戸のほうが多く降りますし積もります。そして長く残ります。風については千葉市のほうがずっと強かったり、同じ県内、概ね同じエリアにいるとは思えないほど違います。チーバ君で例えれば鼻から口当たりでしょうか(笑)
私は出張作業がほとんどですので1日に数か所回ることもあり、あっちはこうだった、こっちはこうだったと天候だけでも話題に事欠かない日もあります。
そんなことで、千葉北でも17時頃から積雪が始まってきていましたが、ちょうどその頃に当日のミッションも無事に完了。18時ちょっと前に帰路に付きます。
千葉 → 八千代 → 船橋 → 白井 → 柏 → 松戸・・・
主に16号を走って帰りますが、これだけの市を通過しているんですね(笑)当然、徐々に雪の量が増えていきます。柏で16号を離れ松戸市に向かう頃にはいい感じの雪道になっているところも増えてきました。今回は皆さん報道の言いつけを守ってあまり無理な外出はなさらなかったようで、あまり交通量は多くない印象です。私は守らず仕事しました🤣
EVERYのスペック
ここから本題に入っていきます。うちの営業車エブリィは2017年式の2WDのPC、5AGSです。ABSは付いていますが、トラクションコントロールのような制御機能は付いていません。自動ブレーキもなにもついてません。でも2速発進は付いてます!!というシンプル構造です。
ESPなしの未使用車を購入したので初めから選択の余地はありません。
雪対策と言えば、昨シーズン新調したスタッドレスタイヤくらいなものです。
雪道ドライブ
かれこれ5,6年エブリィに乗り続けていますが、実は初めて雪道を走ります(笑)これまではどうしていたのでしょうか🤣
スリップ抑制機能のない車でFRですから雪道で何も考えずにアクセルを踏むとリアタイヤが簡単に空転してしまいます。
そこで基本中の基本として、じわっとアクセルを踏みこむわけですが、AGSはクラッチのないマニュアルミッションです。クラッチがつながるタイミングまでは制御できません。グリップを感じる間もなくクラッチがつながってしまうので空転を抑えるのが難しい。
ATならクリープが有効に使える場面でも、強制的にクラッチがつながってしまうAGSではATの様にはいかないようです。AGSにも「クリープ状態」はあるのですが、クラッチがつながることで初めて前進するトランスミッションです。もっとも、複雑な制御機構が備わっているのでしょうから、そんな簡単に言うなと言われそうですが(笑)
ドリフトの血が・・・
タイヤが空転💦、タイヤが滑る💦などのワードを聞くとどうしても滑らせたくなるのが性分というもの😓スマートにエブリィを走らせたかったのですがどうもうまくいかないので・・・
「滑らせちゃえ!」
ということで、走り出しは空転させたまま、コーナーではオーバーステア上等のドライビングスタイルで楽しみながら帰ってきました🙌
アクセルはペコペコ踏み
雪道でAGS車をよりスムーズに、より早く(💦)スピードに乗せるコツはアクセルをペコペコ踏みながら加速する方法だということに気が付きました。空転が始まったら微妙なアクセル操作でもなかなか収まらなかったのでこの方法が最善でした。
加速~巡航まではこれでスムーズに行けます。滑るときには「ブン、ブン、ブン…」だったり少しグリップを感じるときには「ブーン、ブーン、ブーン…」という感じです。
変速はマニュアルモードで
普段からマニュアルモードで運転してますが、雪道ではなおさらマニュアルのほうが良いと感じました。勝手にシフトダウンするのはいつもと同じなので仕方がないですが、エンジンブレーキもより多く使いますし、路面状況に合わせたシフトチェンジができるのでマニュアルが間違いないと思います。
リア荷重で即席雪道チューニング
リアタイヤに荷重をかけたほうがよさそうです。重い荷物は極力後ろに。空荷だと厳しいですが、少しでもトラクションを稼ぐためには有効だと思います。
最大積載量に近づくほど乗り心地が改善されるような車ですので、重くするメリットがあります。いつもそれなりに荷物を積んでいますが、中央に重いものを集中させているので後ろにもっていけば良かったと帰ってきてから思いました。
巡航 → 減速 → 再加速には注意
3速でそろりそろりと曲がって立ち上がりたくても2速に勝手に落ちてしまうことがあるAGS。いつも不意を突かれて驚きますが、雪道では再加速するときはスリップがやばい。
AGSにはシフトチェンジのタイムラグがある上、走行中はガツンとつながりますので轍や雪質の変化に対応した運転が強制的にできなくなることがありました。
AGS経験者にしかわからない苦労と言っても過言ではないこの現象ですが、普通なら加速段階に入るはところをいったん減速してしまいます。後続車がいる場合は特にスムーズに立ち上がりたい。ただ、焦るあまりにアクセルを踏むとそこには低速ギアと踏み過ぎアクセルの罠が…なかなか脳が追い付かないんです。
コーナーのさばき方のイメージを持って進入するわけですが、不意を突かれたシフトダウンによっておこる罠です。ほとんどの場合、ステアリングを切っているとき、交差点や90度以上のカーブの最中に起こります。キックダウンとは違います。ステアリングに舵角があり、回転数が落ち、加速度も低い状況で、AGSがギアを落とせと指示しているだけと思われます。
ちなみに、事前に2速や3速にに落とせるなら落としてます。強烈なエンジンブレーキを嫌っているとき、荷崩れを警戒してたり歩行者が近くにいるときなど気を使っているときほどこういった状況に…ブリッピングもすごいですからね😓
AGS特有の不意のシフトダウンがステアリング舵角や路面状況によって雪道では特に最悪の組み合わせになることも想定しながら運転しなければならないと感じました。「目の前がこうだからこうしたい」という操作を奪われる恐怖とも言いましょうか。
AGSの特徴として速度が低いとギアも上げられないのでどうしても低いギアで再加速をしなければならず、またアクセルを煽りながら立ち上がることになります。MTならクラッチを切るだけで対処できるような場面でもAGSでは少々ストレスが・・・積雪時の上り坂の曲がり角で惰性が使えなくなるのはある意味恐怖です。しかも、不意です。2速発進のない1型はさらに悪夢なのかもしれません。
ただアトラクションとしては
非常に面白い🤣
最後に一言、自慢話を。R33の記事あたりで書いていると思いますが、私はサーキットでのドリフト走行経験者です。グリップもやってます。最速で120Km/h、アクセル全開でクラッチ蹴っ飛ばしてコーナーに侵入、振り替えしながら複数のコーナーをクリアできるまで練習を繰り返した人間です。界隈ではド下手でも車を滑らせる練習をしたことがあります。いまは、ちょっとレーシングカートの知識も入れているところ。
外から見たらエブリィを振り回しながら走っているとは思えない挙動の範囲内で収めています。大人の遊びですのであしからず😅