デモカー導入した時からシートはこのような状態でした。2003年(平成13年)式、25万kmオーバーですので仕方ありません。
ステッチは切れ合皮の表皮だけがビリビリに剥がれてしまっています。同社の合皮シートではよくあるパターンです。
こうなったら耐久性を重視して皮の縫込み(段差のあるところ)を横断して裏地の代わりになるものを溶着してリペアをするのがお客様への施工方法です。
こちらはデモカーなので「リペア資材のうちパテのようなものだけで段差を潰さないようにリペアしたらどのくらい持つのか!?」というYOUTUBEのやってみたシリーズのようなことをしてみました。
記事を書いているのが2022年、作業をしたのが2020年3月…2年前の記録です。
Before → After
再度リペアをする予定なので近々現状をアップします。
つまり、2年ももたなかったということです。元々ペーストのリペア剤のみではこれだけの範囲はカバーできませんでした。
なるべく早めにリペアの検討を!
工法自体はテストを兼ねたものでしたが、そもそもBeforeよりももっと手前の段階でリペアをすべきだということが良くわかりました。
1か所切れた時、劣化に気が付いたときに修理をしておけば安く修理もできてより長く使い続けることができると思います。
正規の工法での工賃では3~4万円です。1か所切れたくらいの場合は1.5万円前後です。金額が安いうえに目立ちにくく、ダメージが広がらないので恐らく次の修理までかなりの時間が稼げ良いこと尽くめです(^^♪
次は、だいぶ前にテスト施工していたビジネスバッグの持ち手の現在を比較してみたいと思います。