何年か前から検討しては見送っていた空調服を今年初めて導入しました。
・炎天下では熱風しか入ってこないから意味がない
とか、
・車にぶつかって危ない
・邪魔でカッコ悪い
などネガティブな意見も多数聞かれます。
コーティングとリペアの仕事では炎天下はないのですが、車のクリーニング関係では終日炎天下という日も週に数日あります。
今までは、冷感シャツを着て対策していました。
これがかなり機能的で、直射日光下でちょうど良いくらいに涼しく感じられます。
一方、15時以降の気温が下がってくる時間帯になると一気に寒く感じられ、冷房の効いているところへ入ると凍えるように寒くて風邪をひいてしまうほどです。
涼しく感じられる冷感シャツですが、汗が乾燥してくれないと体が苦しくなります。
なんででしょうね。
シャツが肌にピタッとくっついてしまうと辛くてしょうがないんです。理由はよく分かりませんが、汗でシャツが肌に張り付いた状態が続くと、とにかく苦しく感じます。
苦しくて疲れるのでタオルを首から胸元に垂らし、汗を吸い取れるようにしながら使っていました。
このタオルを乾いたものに交換するととてもホッとするんです。
緊張していた体がほぐれるような感覚です。冷たくもなんともない常温の乾いたタオルなんですけどね。
冷感シャツだけだと水分摂取量も半端じゃなく、3リットルでも足りないくらい。目標は午前中に1.5リッター飲むことだったりします。それでも水分が足りないのか、何か他の原因があるのかははっきりしませんが、去年までは14時前後になると頭痛が出ることが多く、頭痛薬に頼る日も珍しくありませんでした。
空調服の導入
最高スペックのもの
半信半疑に思いながら、総額35,000円で空調服を導入しました。
ワークマンで最もハイスペックなものにしましたが、4段階中下から2段階目でようやく8時間半の稼働時間です。9時間ほど欲しいところなのでゆくゆくは予備バッテリーも導入した方がよさそうです。
最強の風速が30Vという製品で、かなり強力なバッテリーとファンが付いたタイプです。
ネットではヒーター兼用タイプもあるようです。
本当は予備バッテリーも欲しかったのですが、合計で5万円を超えそうなので今シーズンは1つで運用することにしています😅
使い心地
メチャクチャいいですね。
手元温度計が42℃を超えてくるとだんだんと体に応えるようになるのですが、今年はだいぶ楽になったと思います。
去年と同じ冷感シャツと長袖の空調服の合計2枚しか着ていない状況ですが、いい感じで冷感シャツの濡れ具合がキープされて、去年までの運用で表現すると
「常に新しいタオルを巻いた状態」
になり、身体が苦しく、辛く感じることが大幅に減りました。
確かに、ファンからは熱風も入ってきます。
ただ、それがいい感じで冷感シャツを乾かしてくれて、快適さがキープされる要因になっています。
お預かりした車の移動も頻繁に行いますが、この時期の車内は50℃超えなんて珍しくありませんから、この時ばかりは厳しいです。しかし、ほんの一瞬のことなので、あまり気になりません。
あと、不思議なのが飲む量が減りました。
3リッターあってようやく安心というのが去年までだったと書きました。
今年は1.5~2リッターで十分足ります。さらに、AMに1.5リッターという無理に押し込むようなことも不要で、コンスタントに適量を摂取していれば体調を維持できます。
塩分タブレットもあまり減りません。
空調服によって汗をかく量が減ったのだと思いますが、冷感シャツの体感温度が一定になり、適度な体温維持ができていて、飲み溜めのような無理な摂取方法に頼らなくて良くなるのかもしれません。
長袖の優位性
現場では長袖とベストタイプをよく見かけますが、私は長袖をチョイスしました。
ちょっと暑いかなとも思ったのですが、肌の露出も無駄な疲労の原因となるので避けた方が良いという長年の経験に加え、ファンの風が手首まで回ることで、長袖の冷感シャツがより有効に効くようになるんじゃないかなという期待も持っての選択でした。
その期待は完璧にマッチしました。
体勢によって腕まで風が回らないこともありますが、もともと腕までびっしょり汗を含むことはないのでちょうど良いです。
「長袖は暑くないの?」
とよく聞かれますが、腕を出したほうが疲れてしまいます。
難点が無いわけではない
傷や車に対するダメージに注意
やはり、生地がナイロン製なので微細な傷が塗装面についてしまうことはあります。
何よりも、腰にあるファンやバッテリーがボディに当たると車側にダメージを与えかねません。
実際にはこれらは大したことはないのですが、お客様が見ているときなんかは不安にさせてしまうんだろうなとは思います。
暑いから仕方がないじゃなく、暑いならそれなりの環境でやって欲しい。そんな風に思うのが顧客心理というものでしょう。
ファンの影響
まず、うるさいです。
高いものを買っただけに、静かだねと言われることも多いですが、慣れるまではファンの音がうるさくて耳が疲れてしまいます。
慣れても、止めたら静かになるなと感じるほどに音はします。
あと、臭いものも吸い込みます。
これは盲点でした。においのあるところで使うと服の中に臭いを取り込んでしまうため、気になるときはファンを止めるなどの対応が必要です。
臭いよりも良くないのは、強力な洗剤なども取り込んでしまうこと。
体内に吸い込むとむせてしまうような洗剤を複数使い分けていますが、これらをスプレー噴霧した後に、服の中に吸い込んでしまうことがあります。これが割と危なくて、通常、鼻と口を覆ったり、息を止めて使っているような洗剤が、服の中から口や鼻に向けて抜けてきてしまいます。
といった具合に、メリットばかりではありませんが、体の楽さが段違いに改善したので、導入して良かったアイテムでした。

