メルセデスベンツSL400のレザーシートリペア事例です。
なんとなんと、私の行動範囲が真っ赤っかでございます。

こうなると、そこここで冠水し始めてしまうが千葉県なので、注意して戻ってきました。
予報ではこんな天気になるなんて言ってなかったような気がするのですが。
昼過ぎからずっとこんな感じで19時前に松戸市全域に避難指示が出ました。
幸いうちは水には強いエリアですが、自宅にこもってじっとしていようと思います。
Before → After








左がBefore、右がAfterです。
レザーシートリペアというよりも、パイピングメインのリペアとなりました。
補修痕あり
こちら補修痕があります。パイピングはとっくの昔にダメージを負っていて、補修された形跡がありました。
黒も何か塗ってありまだらになっています。白が付いたから黒を塗ったのか、リペア屋さんの仕事なのか・・・詳細は不明です。
パイピング部の革が完全に千切れて無くなっている部分もあります。
パイピングは樹脂、周囲は革、という異なる素材への対応、さらに色違いと謎の補修痕も加わって非常に難易度の高い作業となりました。
さらに私が困ったのが、凸部と凹部が5cm幅くらいの間にある上に、凸部はパイピングが浮いている。凹部はパイピング欠損?なのか、大きくへこんでいます。
補修痕もぼこぼこかつ、接着剤でカチカチです。
この狭い範囲に凹凸部があるとどうしても補修感が残ってしまうため、どうしたらわかりにくくなるのか私でもゴールが見えない中、作業を進めました。
さらに都合が悪いことに、パイピングが露出しただけならまだしも、浮いている。
革から浮いているため、食い込みを埋める覚悟でそこへパテを流し込むべきか、塗装だけの方が目立たないのかメチャクチャ悩みました。
また、色が違うので、塗分けも必要です。塗装直後にマスキングを、しかも、食い込みに合わせて貼らなければなりません。
やってみなければわからない。
もうそんな状態でした。
黒革部分のダメージはオーソドックスなもので、容易に解決が可能なレベルなので先に済ませました。
その後、パイピング部分にひたすらパテ盛り、成形を繰り返しパイピング部の革の再現を行っています。
唯一、補修痕で助かったと言えるのが、接着剤でガチガチに固まっていたこと。
露出したパイピングが動かないのでパテが落ちる心配が少ないことだけでした。
塗装直後のマスキングでも基本的には塗料は剥がれ落ちません。
それ故の耐久性があります。
ただ、粘着力が強かったり、マスキングを雑に剥がしたりすると黒の塗装(表面仕上げ)も剥がれかねません。
それは白い部分にも言えることですが、まだまだ気が抜けません。
塗装がしっかり密着した状態じゃないと成立しない工程です。
あちこち塗分けを繰り返すわけにはいきませんので、引き返せないと覚悟を決め塗装を進めました。
見た目以上に触った感触は自然です。
目をつぶって触っても凹凸が緩やかにあるくらいで、触っただけでは直したかどうかはわからないレベルになりました。
これは、たまたまの要素が大きいのですべての事案で同じように行くかというと、そういうわけではありません。
白の調色は
白+グレー+黄
見ればわかるの調色です。
マスキングテープでは剥がれないレベルの密着度が出ているので、耐久性もばっちりでしょう。
乗り降りの際はお気を付けください。
革クリームを定期的に塗ると滑るのでこうしたトラブルを防ぐことができますよ。