35系クラウンと呼ばれている現行のクラウンです。(AZSH35)

Before



破れてはいますが、周囲に接着剤?のようなものが付着してしまっています。
今回は目立たなくなれば良いという明確なゴールを頂いての作業になります。
一番ひどいのがセンターコンソールに隠れている垂直面。
接着剤にくっついたビニールが残ってしまったような状態になっています。
このままでは塗装もできないので、このビニールは剥がさなければなりません。しかし、このビニールがなかなか剥がれませんでした・・・
一体化してしまっているような状態で、むしり取れないしひっかいても剥がれない。下手すると、表皮まで剥がしてしまいそうな状態です。剥がれるところは接着剤もろとも表皮から引き剥がすことができましたが、全部は取れませんでした。
上面は垂直面よりも軽傷だったので、サンドペーパーがそれなりに効果を発揮し、多少削ることができました。
After



シートを外せばサイド部分もキレイにリペアができたかもしれません。
ただ、こちらは現行のクラウン。
シートは重いだろうし、ハーネスも付いている。下手したら外しただけでエンジンがかからない…とか、冗談じゃなく新しい車の電気系は触らぬが吉。
板金屋さんからのご依頼で、今回はチャチャっと直してほしいというオーダーですから、その辺は私が心配することではありません😅仮に外していただいたところでビニールを綺麗に除去できる保証はないですし、結果もあまり変わらない可能性があるためこの状態でできる範囲というご提案をさせて頂きました。
結果としてはサイドの垂直面の方が酷く、厚く接着剤が残り表皮にもダメージがあり凹凸が残りました。
この状態で取れる方法は少ないので色を塗るに留めておきました。使用時にはシートベルトのバックルが手前に倒れてきて見えなくなる部分でもあります。
下地処理

ひび割れている接着剤はとり切れなかったのですが、柔軟性がありしこりも無く、下処理剤も密着したので良しとしました。
付着物などがある場合のリペア注意点
接着剤などの付着物のリペアについては注意も必要です。
今回はリペア材が機能しましたが、機能しないケースもあり、やってみないとわからない部分が多くございます。
仕上がりも通常のダメージよりも悪くなることや、施工時間、費用などにも影響します。
施工前には色々とお伝えしなければならないことが多いケースにはなりますが、成功することも多いです。
一方、耐久性や見栄えについては保証ができません。
「しばらく使っていても大丈夫」
という状態で納品させて頂きますが、大丈夫そうだ、というだけで絶対はありません。
見栄えについても、凹凸が消しきれないことや、硬さの違いが残ったりすることもあります。
それでも、ほとんどのケースでトラブルになることはありません。何しろ、対応してくれるところが見つからないからです。ディーラーやお店であれば交換や、カバーで隠すことを提案されるケースですので。
修理をするという発想すらわかないのがインテリアリペアの特徴です。余程酷い場合で手が付けられないことを除き、改善が期待できるものなので一度ご相談頂ければと思います。