デモカーのV60 T4 R-Designのシートをリペアしてリフレッシュしました。(2012年FB4164T)
このシートにはシートカバーが二重でかけられていてかなり守られていましたが、10年、8万km走行のうちにそれなりに傷んできました。擦れとシワがメインです。
傷んだ革の表皮はチクチク、ザラザラしていて気持ちの良いものではありません。
シートリペアでは、傷んだ表皮をサンドペーパーで削り落とし専用の下処理剤を充填し、塗装して仕上げます。
運転席
助手席
写真を載せすぎるとアップできないので助手席は次回です😅
塗装の下地
下地はだいたいこんな感じです。溝の深いところにはパテ埋めを、浅いところは塗料を刷り込み下処理を行います。
V60作業時間やポイント
撮影しながら3時間以内に完了しています。全体の作業時間のうちステッチのマスキングに30~40分ほどかかっていると思います。ステッチが同色ならマスキングは不要なので2時間~2時間半で終わる計算になります。
デモカーなので金額計算はしていませんが、フロント2脚、座面と背もたれ両方ですので単純計算で5万円以上の作業になります。擦れが伴わないシワだけの部分は除いてます。
経年劣化による本革のダメージはリペア後の仕上がりも自然です。なるべく早めに処置をすることで費用が抑えられます。また、革シート用のコーティングや乾燥を防ぐ対策を行うことでダメージそのものを軽減することができます。
ただ、ダメージを気にし過ぎて気持ちよく車を使えなくなるくらいなら深く考えずに「傷んだら直せばいい」という気持ちでいられるとより良いカーライフになると思います。