ダッシュボードに付いた無数のひっかき傷のリペアです。S207の刻印のある赤いトリムじゃなくて良かった😅
先日シートリペアを行ったS207と同じ車です。
もし赤いトリムも対象になっていたとすると、刻印の部分があるので処理に困ります。場合によってはリペア作業ができません。
今回処置すべきはその下の黒い部分。ダッシュボードと同じ素材でグローブボックス部分も含みます。
簡単で良いとのオーダーでしたので凹みまでは修復しませんが、触って気になる部分を削りではない方法で処理しています。その方法はヒートガンで炙る。ヒートガンで瞬間的に炙り水を含むタオルで押し付けて角を無くしていきます。
カッターやヤスリで削るとシボが消えてしまいますが、これならすでにダメージを負った部分のみにアプローチできるので塗装して終わりにできます。
簡単な作業ですが炙った部分はテカりますので塗装必須です。万が一炙りすぎた場合はシボの再現が必要になります。DIYではできません。少しでも凹凸を減らすことで塗装後の影などが減り、より自然な仕上がりになります。
他の車の作業も並行しながら45分後には終わってます。
ダッシュボード周りのほか、ドアトリムや足元、ラゲッジの傷にも有効です。