今回のリペアは擦れて破れてしまったレザーシートのリペアです。
おクルマはプログレ。1998年から2007年まで約10年作られていたモデルでコンパクトなセダンですが高級感漂う外観や内装が特徴のクルマです。オートバックスでピットスタッフをしていた時によく作業をした車です。かれこれ10数年前でしょうか…
6/10~6/14までトータルリペア研修センターにて行われた「ランクアップ講習」に参加して来た時の施工事例になります。
全国の施工事例から良くあるリペア事例、稀な事例などの情報や新しい材料の説明や工法など、非常に有意義な講習会でした。
私も新しい材料を導入していますが、TR本部は規模が違います…アメリカが中心になりますが世界中のから材料を探しており、検証実験などで「耐久性」「安全性」「施工のし易さ」の高いものを選んでラインナップしています。
ちょっと高いな…と思う材料も少なくありませんが、安全や耐久性のことを考えればむしろ安いんですよね。
Before
ちょっと人工的ですが、擦れて穴が開いた状態が再現されています。
穴の横にある”本物の擦れ”も施工していきます
After
完了です!
艶感がなくなっていますが、クリーニングをして本来の色を出すため油分を取り除いているためです。
メンテナンスクリームを塗り込めばまた革らしいしっとりとした質感に戻ります。
乗り降りで何度も擦れる部分です。リペア後、すぐに引っ張ってもつねっても破れることはありません。
技術習得
日々の営業活動の合間に色々な素材で実験を兼ねた訓練を重ねています。
直していく過程は施工していても楽しいのですが、インストラクターというプレッシャーがあるなかでの練習はまた格別です(^_^;)
このほかにも訓練事例が集まったのでちょびちょびアップしていきます。