トヨタのマイクロバス コースター(XZB50)の内装、外装クリーニングの事例です。綿密な打ち合わせの元、一人で2日かけて行いました(笑)
バンのキャンピングカー(通称バンコン)のコーティングまでは経験がありましたが、マイクロバスは初挑戦です。
元々サッカークラブの送迎バスで29人乗りです。
施工メニュー
- シートクリーニング(シミ、食べかす)
- 床面クリーニング(泥、砂、食べかす)
- 内窓サッシ清掃(苔、泥)
- フロアマット洗浄(エンジンカバー部が主)
- ボディ磨き(雨染みやくすみ除去、ルーフのヘリまで)
- 外窓サッシ清掃(苔、泥)
- 足回り高圧洗浄
こんな感じの作業内容です。さすがにタイムスケジュールを組みました。私は内装から取り掛かりますが、1日目に内窓サッシ、床面、シートクリーニングを終わらせ、2日目は主に外装。残った時間で内装のさらに細かい部分を洗浄という内容です。費用総額は10万円オーバーです。
通常は数名取り掛かり、外せるもの外してから大きな倉庫のようなところで行うことの多い特大車のクリーニング。私は一人ですので限度がありますのでそのあたりを事前にお打ち合わせをさせて頂いてから施工しています。
29席は遥か遠し・・・
冒頭の画像の再利用になりますが、これすべてにリンサーをかけていきます。振り向けば前方の10隻ほどが控えています😰
キッズのサッカークラブとの事でしたので、お菓子の食べかす、しょうゆと思しきシミなど出るわ出るわ(笑)面白かったのは、大当たり席探しですね。何が当たりかというと、ほとんど何かしらのシミがあるところ、29分の3席くらいクリーンな席があり作業しながら興奮したものです🤣
足元には砂埃などを想定していましたが、掃き掃除はマメに行われていたようで1工程分まとめることができました。
床は基本手作業です。リンサーで大きなゴミを吸い取り洗剤と様々なブラシを使って仕上げていきました。精魂尽き果てて画像が少ないこと…でも室内はどこを触っても、裸足で歩いても良いレベルになりました🙌
何台分の施工面なんだ・・・
施工面が広いだけで外装は概ね予定通り進みました。大きな塗装面の場合、手作業では厳しい部分があります。疲れます😅
ポリッシャーで均一に磨き上げるには相当な練習が必要ですが、マイクロバスのような車をお持ちの場合はポリッシャーを1台くらい持っていても良いのかなと思います。1万円くらいの有線タイプでホームセンターやカー用品店でバフが買えるサイズがおススメです。
充電式も便利ですが、大きな車だとバッテリー容量が不安ですし、通常有線の方がトルクがあります。マメに洗車をするわけではなく、画像のような黒ずみを消したいというケースも多いと思うのでトルクは重要です。
下回りの洗浄も高圧洗浄機が活躍しこの工程も予定通り。
ケルヒャーはどこのホームセンターでも部品が売っています。壊れない、ノーメンテというわけにはいきませんが、十分な洗浄力を持ったマシンなので中途半端なものを買うよりもおすすめです。
一番の難敵はトランク・・・
苦戦したのは画像にはありませんが、後部のトランクルーム。正式名称がわかりませんが、後部にある荷物入れですね。こんなスペースがあるとは知らず想定外。油汚れやバッテリー液の漏れ跡などがあり一番多くの種類の洗剤を投入しました。
次は10年後か🤣
約7年で初の仕事です。この先10年、それ以上出くわさない作業かもしれません(笑)
この記事すら忘れ去られているかもしれませんが、依頼があったときにはこの記事を見て工程を思い出したいと思います😅