アルファード-シート縫製(before)

アルファード-シートリペア(縫製)

2018-11-10

「車のことはよく知ってるよね」

自動車業界と関係のない方とお話をする機会があると、こんな風に言われることがあります。クルマバカなので大変うれしい言葉です\(^o^)/

しかし、こういう事例に出くわした時にまだまだだなぁと思うと同時に、腕まくりをして臨みたくなるような仕事が舞い込んでくるのもこの仕事の面白いところです(^^♪

今回は、エアバッグが展開したことで破れ(ほつれ)たアルファードの純正シートリペアです。写真は片側ですが、2着分行いました。

恥ずかしながら「こんな仕事もあるんだ」と純粋に思ってしまいました(^_^;)

Before

普段は表面のリペアが多いので裏側をしっかり見ることは少ないのでまじまじと見てしまいます。

無数にある針孔のうち、切れてしまったのは1か所だけでした。エアバッグが展開した時に無理なく破れるように作られていることが良くわかります。

ポイントは糸の選定をしっかりしておくことでしょうか。

After

縫製はうまくいったと思います。

基本的にステッチは無事なのですが、織り込んで見えなくなる部分にほつれがあり、安易に接着剤を使うところでしたが、軽く1周縫い込んで止めておきました。

言われなければ破れたことはわかりませんね(^_^;)

一番苦労した部分です。

表面の生地、補強の生地が幾重にも重なり形も複雑でした。製造工程では手順通り行えば効率よく仕上がるものと思いますが、リペアの場合はそうはいかないので手作業で締め上げました(笑)

エアバッグ展開関連のリペア

今回は自動車の社会勉強にもなりました。乗員の安全を守るエアバッグという大枠の装置があり、それを安全かつ確実に展開できる設計。普段何気なく使ってしまっている部品ですが、製品として仕上がるまでの苦労の一端を感じるとのできるお仕事でした。

そこから、これは糸と縫い方を間違ってはいけないと思いました。

まだまだ勉強も修行も足りません。

「無理難題歓迎」

この姿勢は崩さずに続けていきたいと改めて思った次第です。

この仕事で一定の評価をしてくださり、ダッシュボードリペアのご相談も頂きましたが、エアバッグ展開後のリペアだったので「無理」と言ってしまいました。

安全上のお断りですのでお客様にも簡単にご理解いただけましたが(^_^;)

しかし、ダッシュボードの交換は大変なのでお力になれなかったのは申し訳なく思います…

ご依頼いただきありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

Daisuke Ishida

-インテリアリペア, シート, トヨタ, 穴・破れ・ほつれ
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