車好き歴41年。こんなものはゲーム以外では使ったことはありません。そもそも、手元でわかるラップタイマーというものを付けてサーキットを走るということ自体「ストリート」出身の私には衝撃的なことでした。
ずっと車が好きでラリーもレースも見てはいたものの、知らないことはあるものです。
知らない、というのは少し違いますかね。商品の存在は知っていてちょっと考えればわかるのに行きつかない領域ってやっぱりあるなと思います。ラップタイマーというものが私にとってはそれにあたります。
ラップタイマー
見えないものを追いかけることほど奥が深いものはないと思います。モータースポーツにおける時間はまさに、ですね。手元でわかれば走りの良し悪しが即判断できてしまいます。何秒でどこにいるというのがわかることで目安ができますし、より速くなるためには必要な情報であると思います。
大人であれば、ラップタイムや区間タイム、その他の情報を見ながら周回することはできると思いますが、キッズたちはそうはいかないと思います。逆に、感覚的に研ぎ澄まされやすいのはキッズなのかもしれません。で、そのキッズたちが持ち合わせている感覚に時間という情報を加えるだけで急激にタイムが伸びるということも実際にあるようです。
ずいぶん長いことスマホのストップウォッチでポチポチ計測していましたが、基準が一定ではなく、押し忘れもあるので不正確です。何秒台ということろまでは十分です。ただ、競い合いだすと不正確な情報ではいけないので基本的な運転操作ができるようになってラップタイムが伸び悩んだ時に導入をすることにしました。
ラップタイム計測のしくみ
簡単にいうと、ラップタイマーのキットに入っているものを車体に取り付けるだけでタイム計測が可能になります。なんの専門知識もいりません。多少道具はいるにしてもゲーム機をTVと接続するのに近い感覚です。
では、どういう仕組みで計測をしているのでしょうか。
安っぽい描画ですが、青がマシンで赤い丸がラップタイマーの磁気センサー。スタートラインにある赤い線は埋め込まれた磁気です。そして、マシンがコース上に埋め込まれた磁気を通過する時間を計測するわけです。実にシンプルなしくみですね。
マシンにはこんな感じで取り付けました↓↓※フロアパネルの四角の赤枠
その他には赤外線を使う方法もあるようですが、こちらの方法は使っていないので説明できません😅
こういう設備は立派なサーキットにしかないものだと思っていましたが、私がネットサーフィンをした限りレースを開催しているサーキットならほぼほぼ設備されていると考えて良いと思います。ミニサーキットクラスでも区間タイムを計れるところが多くありました。
心配だったらサーキットの方に聞くのが一番!
私はなんだか恥ずかしくて聞けなかったのですが、周りのマシンで使っていたので使えるものだと決め込んで導入しました。
新品は高価
カートだけでなく、車、バイクでも使えるとはいえモータースポーツ専用の、モータースポーツでしか役に立たない機器だけに割高感がすごいです。また、商品サイクルも短いような気がします。
あまりにも新品が高価なので15年くらい前から売られているものを中古で買ったところ、専用のバッテリーが終売しており入手不能という事態に…多少電気の知識があれば自作できるようですが、発火しても困るので諦めました。
そこで、現行品を探すわけですが…
その他、オプションパーツ盛りだくさん! |
オプション付けたら軽く10万超え😲…
現行モデルではGPSが標準で付いているものが多く設定が簡単、スマホ連携でライン取りまで確認出来たり至れり尽くせり。色々なオプションがあって各種温度、車速、G、シフト、エンジン回転数…データロガーだと考えると10万円台で買えるなら安いとも思ってしまいます😅
が、キッズが使うものにこんな高いものは使えんということで調べていくわけですが、廉価版で大体4~5万円くらいです。廉価版だけに拡張オプションの幅が狭かったりGPSが付けられなかったりするようですが、ラップタイムのほかにエンジン回転数はだいたい標準でついているようなので必要最小限のものは手に入ります。
もっとお手頃な中華製もありますがホームコースにはユーザーがいない。ということは使えないんだろうなという判断をしました。
中古品相場
金銭感覚が狂ってしまいそうになりましたがかなり悩みました。お財布との相談したところあまりに高価すぎて新品は見送りに。それで結局、中古のアルファノPRO3 EVOという型落ちの中古を25,000円で買いました。製造は終了していますが、GPSとBluetooth接続の拡張キットがあったので粘り強く中古品を探します(笑)
1万円~
そもそも中古品の流通そのものが少ない印象ですが、15年前のモデル(私が失敗したやつ)で9,000強でした。13,000円~18,000円くらいまで見ています。それがLAPCOMという商品。メーカーが撤退したようで後継機種もありません。なんで買ってしまったんだろう。機能は十分でしたが、バッテリーが入手できないのがネックでした。
うちが入れたアルファノPRO3は20,000円~50,000円くらいでしょうか。オプションの数次第で幅があります。出物自体が少なくて参考とは言えませんが現行のアルファノ6は60,000円~という感じです。
マイクロンシリーズもユーザーの多い機種です。
これも高い…
ただ、突き詰めた先にあるAIM社の製品にはこんなものが↓
ステアリング以外にもピットで使う機器やマシンとの通信キットなど本物のデータロガーシステムを取り扱っています。レース用品を商品として見るのはとても新鮮です。バチバチのレース界で使われているシステムの小型版だと思えば10万くらい何のその💪
だんだん恐ろしくなってきました。
モータースポーツ・・・
好きですが、やるものではないのかもしれない・・・
と思えた記事でした(笑)