カート活動で使っているエスティマのトラブル記録です。
こういう内容は久しぶりです(笑)
ロービームが片側不点灯に…遠征先でのトラブル発生
気づいたら片側が消えていた
朝7時台にゲートオープンとなるサーキットが多いので、早朝に出発することが多く、特に冬場は真っ暗な状況からの出発になります。その日も例外ではなく5時前には出発しています。
いつもと何かが違う。どうも暗い…
早朝はそもそも走っている車も少ない上に、サーキットはド田舎にありますからなかなか気が付けるシチュエーションがなく、たまたま立ち寄ったコンビニで左側のロービームが切れていることがわかりました。
替えのバルブはないし、すでに夜が明けかけていたのでそのまま現地へ。
原因はバルブではなくバラスト故障
まずはバルブを左右入れ替えて確認
現地ではできることが限られますが、カート走行の合間に作業時間はたくさんありますのでちょこちょこ車に戻りながら確認作業を行いました。エスティマは軽くヘッドライトをずらす必要があり半分バンパーを外しながらの作業を強いられます。
エスティマハイブリッドのヘッドライトはHIDですが、どうにも暗いので安いLEDバルブに交換してありました。エンジンルームはみっちり詰まっていて作業スペースがとても狭く、まず交換作業時の接続不良を疑いましたが、それは問題なさそう。
では次に、明るく点いている右側に付け替えてバルブ切れなのかどうか確認したところ、明るく点きました。つまり安物のLEDバルブに問題はなかったのです。
ということは、バラスト…
バルブ切れなら面倒でも近くのカー用品店やホームセンターで対応できると踏んでいましたが、まさかのバラスト故障。これはどうしようもない。家に帰れば多数のバラストが転がっていますが、さすがに持ち歩いてはいません。
実際の原因は「水没」だった
現地でやれることはなかったため、中古のバラストを3,000円くらいで調達してから後日修理を行いました。ヘッドライトを外す必要があるので冒頭の画像の通りバンパーを外さなければなりません。一苦労です…
数か月前からやけに結露が酷いなと思っていましたが、外してみてビックリ!ヘッドライトの1/4くらいに水が溜まってる…ゆすればちゃぽんちゃぽん言うくらいの量です。これには驚きました。

水が入っていたのがその証拠。どういう経路で侵入したのか正確にはわからないのですが、ヘッドライトには結露防止のための通気口があり、だいたいキャップが付いています。そのキャップが斜めになっていてヘッドライトを下ろした際に水が出てきたため、恐らくこの隙間から長い時間をかけて侵入したものと思います。
さらに、LEDはHIDよりも熱を発さないため乾燥も進まずたまる一方だったのかなと思います。

バラストはだいたいヘッドライト底部に取り付けられているため、水が溜まっていたということは常時水没していたことになります。
ヘッドライトユニット外したら軽く水を抜いてからバラスト本体を外します。バラストを外すと大きな穴が開くので水切りも楽になりますが、この時にヘッドライトレンズの方に水をやらないことが重要です。レンズの内側に水が付着すると汚れが残ったり、曇ったりして見栄えが著しく悪くなります。
ちょうど画像のようにレンズ面を上にしてやると良いです。
1000台分を超えるヘッドライトリペアをやってきている私が言うのですから間違いありません(笑)
通電する前に完全に乾かしてあげれば被害は最小限に留まりますのでレンズを上に向けた状態または、取り付け時と同じ角度を保った状態でバルブを全部抜いてしまいます。そこで、レンズを上に向ければ水が排出できます。
内部は凹凸がとても多いので色々な角度に倒しながらでないと抜ききることができません。この時に変な角度にしたり、激しくゆすったりするとレンズ内側に水が付着しまうので焦らず慎重に行うことがポイントです。
分解して初めて分かったバラストの状態
バラストの基盤にはジェル状の防水がされていることが多く、どうしても発生してしまう結露程度なら問題なく使えるように設計されています。ただ、数か月間水没していたとなれば話は変わるでしょう。
バラストは腐食してしまっていました。
バラスト不良を確認してから部品調達をするとバンパーを戻せなくなるため、私は事前に購入しましたが、新品の社外バラストでも安くはないので現状確認をしてからバラスト交換に踏み切ると無駄なコストをかけずに済むと思います。
私の場合は17万km近い走行距離と、20年前の車なので通常使用でも故障はあり得るので事前に用意しました。
無事に修理完了

左側のバラストを交換し、ポジションも安そうな社外からPIAA製のLEDバルブに交換し無事に修理完了!


水の侵入経路に確証は持てなかったのでしばらく様子を見ましたが、先日の大雨走行でも内部の水滴は発生しなかったので恐らく問題は解決したものと思います。私は時間が無かったので完全感想はさせずに戻しましたが、屋内の温かい環境でバルブを開けたまま1~2日放置していれば自然乾燥できます。
汚れがひどい場合ではドライヤーやエアブローは内部が汚れ取り返しがつかなくなることがあるのでやめた方がいいです。
バラストの取り扱いには十分注意を
2万ボルトもの電圧になるパーツです。説明文では「Death」と記載されているものもあります。ようは、死に至る可能性もありますよという意味です。また、今回のように水が絡む場合はさらに危険度は増します。確実に電源から遮断された状態であることを確認してから作業をしています。車が12Vだからと安易に取り扱うと非常に危険ですのでご注意ください。
また、本記事は当社で交換ができますよという宣伝ではありません。当社は整備工場ではありませんので点検、修理はディーラーや整備工場にてご依頼ください。
現場での応急対応|LEDフォグで視界を確保
話は現地に戻ります。結局バラスト故障なわけなので修理をするまで直すことができません。カート場ですから手持ちライトなど色々なツールを持っている方がいますので、これ使っていいから貼り付けて行きなよと冗談なのか、本気なのか言って下さる方もいらっしゃいましたが、現実的にはそのまま走行するしかありません。
さらにひどいことに、安物のLEDフォグを使っていて、こちらも水に弱く片側が著しく暗いため、使用を控えている状況…

ロービームは左側が死亡、フォグは右側が瀕死、ポジションは左側が瀕死、ハイビームは健在という状況です。酷いですねぇ😓
フォグは奮発してfcl製の2色切り替えバルブが買ってありまして、奇跡的に車載しているという幸運✨せめてトラブルが1つだけならお巡りさんも許してくれる!と考え、とりあえずフォグを交換することにしました。
使用したLEDフォグについて
使用したフォグはfclの2色切り替えバルブで、ライム/イエローです。信頼の日本ブランド👍ライムは長男の希望もあって選びましたが、オッサンが運転するには見えずらくてしょうがないのでイエローで使っています。
実際の明るさと体感
歩いている人の顔に光が当たっています。きっとまぶしいだろうな…と思い街中では消す場面もあります。街中では明るすぎても、本当に必要な場面は早朝や夜間の山道や田舎道を走行するとき。ロービームが負けるくらい明るいので、夜間走行が楽になりました。
黄色が苦手な方はホワイトを選べばロービーム/ハイビームの補完になり、心強いアイテムとなると思います。霧の中ではイエローが見やすい場合もあるのでホワイト/イエローが一番実用的な組み合わせだと思います。
帰宅判断|高速を使わず下道100kmを選んだ理由
こんなトラブルがあった日も、一日のカート走行を終えたら片づけて帰宅するわけですが、だいたい出発は17時台になります。夏場なら明るい時間に帰り着く可能性もあるので急いで片づけて移動すれば良いかもしれませんが、トラブルが起こったのはまだ3月上旬。17時台はもうすでに暗くなりかけてます。
とりあえずフォグは交換しハイビームも健在なので明るさは確保しました。
自宅までの距離は120kmくらい。高速移動が通常ですが、上りになる帰りは大渋滞になることも多く何度も下道で帰っていたルートです。トラブルを抱えてますので下道で帰ることにしました。
なぜ高速を使わなかったのか
こういう場合、高速派と下道派に分かれると思いますが、私は下道派です。すぐに停車できるしコンビニもあるしということで落ち着いて修理する環境を見つけやすいのが理由です。高速の方がSAがあり、GSもあるので良いと考える場合もありますが、次のSA/PAまで何十kmも移動しなければならないことを考えると私は下道の方が気が楽です。
あとハイビームを使えるケースを考えると下道の方が長いかなというのもありました。それはルートにもより考えは変わる部分です。
過去の経験からの判断
スカイライン時代にインタークーラーホース抜けでいわきあたりから、エアコン故障で館林から帰ってきた経験があります。唯一、積極的に高速を選択したトラブルがレガシィのパワステ故障。これは下道では私の腕が死にますし、小回りが利かないので周りへの影響も大きくなります。機械的な負担も小さいはずなのでこのときは迷わず高速を選択しました。
実際に走ってみた結果
何度も通っている道ではありますが、光が少ないということで極力県道を通るように気を付けました。渋滞する時間帯なのですれ違いができない町道などの狭いルートを案内されることもありますが、そういうところは避けオーソドックスなルートで帰りました。
大きな道も良いのですが、お〇〇りさんがいてもなぁということもあり、程よい道を選んで走ります😝
明るすぎるフォグのお陰でストレスなく帰ってこられました。高速でも良かったかなと思いつつ、3,000円くらい浮いたからいいかと開き直りました。
今回のトラブルから分かる原因と対策
ヘッドライトの結露は放置しない
新車時点で結露が起こることもありますが、今までなかったのにとか、片側だけとかの場合はチェックするべしということがわかりました。
HIDの不点灯はバルブだけで判断しない
ハロゲンはほとんどの場合バルブ切れですが、HIDやLEDは中間にある部品の不具合という可能性も疑わなければなりません。HIDバルブも安くありませんし、カー用品店やガソリンスタンドであってもスタッフの方がバラスト故障に気が付いてくれるかどうかは未知数です。ホームセンターでは部品調達はできますが、交換作業はやってくれません。
応急対応としてのハイビームとフォグ活用
このようなケースの応急対応ということであれば、ハイビームとフォグを活用するのはありです。基本的には整備不良状態ですので、違反対象になってしまいます。明るい時間しか走らないというのが第一に安全な方法ですが、そうも言っていられませんし、これしきの事でレッカーというのもほとんど聞いたことがありません。また、全く気が付かないケースも含めればよく見かける状況でもあります。
悪質な場合は違反切符なのだと思いますが、その辺の対応は調べたり聞いたり考えて行動してください。バラスト故障は稀ではありますが、バルブ(電球)というのは消耗部品です。
ポイントは不点灯は整備不良です👆
まとめ|トラブル時は「原因の切り分け」と「無理しない判断」
ロービーム不点灯=バルブとは限らない。HIDはバラストも疑う必要あり。
結露は軽く見ない方がいい。放置すると今回みたいに水没までいくこともある。
現場では直せないケースもあるから、応急対応と帰宅判断が重要。
無理して走るより、安全に帰るルートを選ぶ方が結果的に楽。
