Rd.4コマーW60クラス-結果-

小4次男がREONサーキットシリーズレース2025 Rd.4に参戦しました。

2025シーズンはデビューした2024シーズンから継続出場しているキッズカートのエキスパートクラス、ジュニアフレームのコマー60クラスのWエントリー。

コマーW60クラス

2連勝へ向けて

約1か月のインターバルの間に連勝へ向けた練習とセッティングのデータ収集をやってきました。我ながらしっかりとした準備ができたと思います。ドライバーは途中1週間練習のできない期間があったり、トラブル続きで半日潰れたこともありましたが、概ねやらねばならないことができて臨んだ第4戦。

空冷2ストエンジンのため夏場は特に空気密度の影響が大きくパワーダウンするため、6月の第3戦よりもタイム的には不利になると考えて準備をしてきましたが、気温は2~3度高いもののこの時期としては湿度は低く第3戦に近いコンディションとなりました。この点は、前回の経験が大いに活きたところです。

一方で、ひとたび日が出るとその日差しは強く路面温度は一気に上がり、タイヤにもエンジンにもドライバーにも厳しさが増していきます。この日差し対応については6月とは全く違う考えが必要になることは、練習時のデータを信じてセットアップをしていきます。

キャブセットはパワーを出しつつ熱ダレに注意し、タイヤはグリップを効率よく使うための内圧調整に気を配ります。最高速やグリップ力、タイヤのライフやピークが変わるので0.05とかそれ以下、ゲージの針1本分いや、それ以下のボタン1押しの押し込み具合に至るまで、本当に微妙な調整をすることになります。

TT~予選

第3戦終了後、電気系統の不調が起こっていて原因を突き止め切れていないまま第4戦を迎えてしまいました。そんな中のTTと予選。

TTと予選レース共にぶっちりぎりのトップ👍懸念事項はどこ吹く風の快調な結果。

6月のベストタイムには3/1000秒届かなかったものの、季節を考えれば最良のタイムです。また、前回のタイムを再現できたのはメカニックとして大きな自信になります💪

しかしここで、プチトラブルが…

通常TTと予選の間は10分無い位で始まるところ、各車トラブルが連続し再開までに45分ほどかかりコンディションは曇りから晴れへ、湿度も下がり8割くらいのフィッティングに変わってしまいました。それはみんな同じで、同じようにタイムを落としてしまっています。

45分間、車両はグリッド保管だったので調整の余地が無くマシンの性能をどのくらい引き出せているのか、とかそういうところがTTと予選のタイム差でわかったりもします。ドライバーの実力ですね。

各車、TTに合わせていたため、少しずつタイムを落とすことになりましたが、それでも0.3秒ほどの余裕を持ってダントツトップでフィニッシュ!2戦連続でのPP獲得です。

見ていて安心」そんな声をたくさんの方にかけて頂きました。

0.3秒の差を15周積み重ねると4.5秒。2位以下に6.5秒ほど差をつけたということは、ベストタイムの差以上に平均タイムや熱ダレの影響が少なかったということが読み取れます。もちろん、ドライバーにも余裕があるわけで、走りの調整を含めれば相当なマージンがある状態なので勝たなければならないレースへ変わりました。

予選までは・・・

決勝レース

DNF(Did Not Finish)。つまり、リタイヤです。

決勝残り10周を切ったところで、1か月間の懸念が現実のものになってしまいました。

ずっとCDIからプラグまでが怪しい怪しいと色々と変えながらきましたが、恐らくキルスイッチの被覆向けが原因…レース直後、サーキットの方へ原因究明のため預けたため、確定は後日になりますが、症状を伝えたところ、恐らく…との事。

なんともつまらないトラブルでのリタイヤ。夏場のレースで多いのが、燃料絞り過ぎのエンジンブローですが、電気系統も多いトラブル。事前に予防できると言えばできるし、予見できないと言えばできないやっかいなトラブルです。

第3戦で見つけたベストなセットアップも完璧で無理しているところが全くなく、ドライバーの感触も上々、マシンの性能を十分に発揮させる走りをしていただけに、本当に残念で悲しい結果です。

もらい事故でも、ミスでもない。ましてはドライバーには一切の非のない結果です。

チャンピオン…遠のく

今回勝ったらチャンピオンに手が届く!と考えた矢先のノーポイント。4戦を終えた時点で4/5位とダントツの速さを見せながらベスト3にすら入っていない状況に転落してしまいました。5位の子は1戦出場が少ないので皆勤賞のなかでは最下位です。

サーキットではスクールを強調していて、勝つことだけにこだわる姿勢は評価されません。外のレースを戦うための経験をするレースという位置づけで、たとえ自分が損しても、遅くてもルールを守り紳士的に振舞うことを一番に褒めてくれるところです。

勝利数やチャンピオンに価値が無いというわけではありませんが、内容を見てくれるところが良いところ。

また、大人と違い、シーズンという区切りと成長が合わないことも多くいなと感じます。第1戦で仕上がっている子もいれば、そんな子をシーズン中に追い抜かしすぐにステップアップしてしまう子もいます。スタートラインが遅い分、チャンピオンになれなかったりすることもありますが、後者のほうがより上のクラスで戦ってより速くなっていくものです。

うちはどうかというと、急成長し、無双スイッチが入ったのが第3戦。シーズンを通して考えると遅いと言えば遅い。チャンピオンは遠のいたかもしれないが、より速い子たちに近づいたことは間違いない。去年のチャンピオンと同じ水準のタイム。

サーキットが求めることを守りつつ、かなり可能性が低くなったチャンピオンへ向けて戦っていかなければなりません。第4戦は間違いなくターニングポイント。良い方向へ振れるか、落ちるのか。

これがレースというものなのか

クラス最速はだれも疑わない(子供達も親御さんも)、レースは運、一番速い奴はTT最速の奴だ自信持て(元フォーミュラードライバー)、まだレースが残ってるから頑張ろう(キッズカートで最大のライバル)など仲間からたくさんの励ましの声を頂きました。

今回のレースの優勝ドライバーは予選4/5位、決勝2位フィニッシュ。優勝した小4次男とは仲の良いお友達。1位フィニッシュのドライバーのペナルティで繰り上げでの初優勝!!本人は運で掴んだ優勝だと控えめにしていましたが、たくさん褒めてあげて、思いっきり喜ぶべきだと話しました。

そして、ペナルティで2グリッド降格のドライバーもとても仲の良いのお友達。全く違う意味で最悪のレース結果となったわけですが、ナイスバトル👍と伝えました。慰めにもならないでしょうけども。

今回優勝した子は、この日は最速ではなかったけれど、最高の運を持っていて「勝利の女神がほほ笑んだ」結果だと思います。前回のレースでは接触で順位を落としたりついていないこともあったけど、今回はノーミス。チャンスを逃さずに4位から2位まで上がっていたことが優勝に繋がったことは間違いない誇るべき結果ですよね。

これがレースというものなのでしょう。

唯一の好材料

非常に残念な結果となりましたが、エンジンは生きているというのは唯一にして最大の好材料

最高の状態にあるエンジンは練習で酷使することのないように気を配るのが普通です。そんなエンジンが生き残った。これは第5戦以降のモチベーションに繋がる良いニュースです。

もし、キルスイッチのコードであれば、CDIほどの影響はなくエンジンの性能は全く持って落ちないということ。また、クラッシュもしていないため、フレームその他パーツも問題なし。

これを力に第5戦までの準備を進めることができます。

非常に厳しい状況ですが、チャンピオンを取る為に、21秒台に突入するために、まだチャレンジをするチャンスが残ったことはとても良かった。

エキスパートクラス(キッズカート)

年長さんから同級生までと戦っているキッズカートの最上位クラス。そろそろ引退かと考えていましたが、3戦を終えた時点で年間ランク2位ということで第4戦もエントリー。シートが小さくなっていき、総重量も一番重い76kg(レギュレーションは68kg以上)。毎月1kg以上増え続けている体重もあって、毎月ハンデが増している状況です。

レースの1日のスケジュールはエキスパートTT、予選 → コマーTT、予選 → コマー決勝 → エキスパート決勝という流れになります。

エキスパートの予選まではメインのコマーの前でひとりだけ続けて出走するため体力的なハンデになり、エキスパートの決勝は、コマーの結果次第でモチベーションが変わるという有利とは言えない状況で戦っています。

今回のエキスパートの決勝はコマーで勝つはずの、勝っていたレースが台無しになった直後。直前まで泣き崩れていた状況からグリッドにつくという最悪のスタートの迎え方になる。その逆もまたある。状況に合わせて適切な切り替えがポイントになります。

キッズカートも懸念材料ありでの参戦に

予選は3位。ハンデが増えたにもかかわらず2/100秒ベストタイムを更新して掴んだ3位。

結果は悪くなく、満足できるものではありましたが、キッズカートにも懸念材料が…

それは二次エアー吸い。これは懸念というより確定、判明している進行形トラブルですが爆弾を抱えたまま戦うことに💣

エアーを吸ってしまっているのがキャブから腰下までの間と確定しているのですが、パーツ交換では解決せず、次のステップでは腰下分解のオーバーホール必須の作業となり、ならし運転や、エンジンが本領を発揮するまでに数週間かかることから第4戦では修理を見送るこ都にしたトラブル。

キャブから送られる燃料が適切にエンジンに届かなくため、エンジンブローに直結しかねない心配事です。毎回祈りながらエンジンをかけ、送り出します。

結果は3位表彰台

スタートが切られるまではズタボロな精神状態でも、いつもと何ら変わらない走りでスタート直後の混乱もうまく処理して3位スタートの3位フィニッシュ。

前2台にはベストタイムやウェイトハンデで敵わないため、現実的な最高の結果です。

なにしろ、腐らず、捨てず、怒りに任せることもなく最後まで全力で走ったことが良かった👍

年間ランク2位もキープ。しかし、卒業は遠のいた🤣

ドライバーとしての大きな成長に期待

ドライバーだけではありません。メカニックであり、チーム監督の私自身もです。

今回は、予見できない問題とは言え、懸念材料をすべて交換しないという決断を下した私の判断ミスともいえる結果です。しかしながら、専門のプロの方と原因を究明していく中でも発見されなかったトラブルなので後悔や怒りなどもありません。誰のせいにもできないのだから。

万全の準備というのがどういうことなのか、自信を持ってレースに臨むということがどういうことなのか。トップを走り続けるのがどういうことなのか。まだまだ勉強不足です。

しかし、こんなポジションにいさせてくれるドライバーの小4次男、メカニックの小6長男は日々頼もしく成長していくように思います。私があれこれ育てるよりも、こういった経験から勝手に育っていくことで個性が伸び、親の能力限界に縛られない将来が待っているのかなと強く感じたレース(出来事)でもありました

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  • この記事を書いた人

Daisuke Ishida

インテリアリペア・ボディコーティング屋。ラジコンとジュニアレーシングカートのノウハウも日々蓄積中!クルマ好きです♪

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