だいぶ前の作業になります。2023年の夏ごろでしょう😅
売り物として仕入れたヘッドライトはだいたいくたびれています。リペア前提だからこそ安く大量に仕入れられるのですが、輸入車や高級車程大変な作業になります。
ヘッドライトの形がトリッキーだったり、純正の表面処理がしっかりしている分、劣化した時の除去が大変だったりが理由です。




安い車だからって楽なわけではありませんが、こんなガビガビになっていてもキレイになりまた使うことができます。作業が終わったら撮影して売りに出して梱包します。
表面劣化の原因
みすぼらしく見える原因の1つはハードコートの劣化。ガビガビになることが多いです。すると次第にレンズそのものの劣化が始まりクラックやヒビが入り始めます。
次にコーティングの劣化。コーティングには保護効果があるわけですが、コーティングも劣化しますから劣化したコーティングがみすぼらしくなっていることも少なくありません。下にあるのはハードコートですので、もう1段階猶予があることになりますね。改善するのも比較的簡単です。
黄ばんで見えるのはただ単に劣化するとそうなるのではなく、汚れも含んでいるからだと思います。汚れが表面に付着して侵食して劣化を促しながら変色するみたいな。化学的なことはわかりませんが、一部の白濁するレンズを除き、黄ばみのほとんどが表面だけに起こっていることを考えると合っている部分もあると思っています。
そしてなにより太陽光の影響を大きく受けます。右だけ、左だけ黄ばむのは日当たりにも影響があります。直射日光が当たらない場所に停められているかどうかで持ちが変わってきます。無理がありますが😓
表面劣化の予防
経年劣化ですから、予防には限界がありますが、思いつくことが無いわけではありません。いつもきれいにするというのは基本ですが、その綺麗の仕方が問題な気がします。
強い洗剤を使わない、洗剤をすぐ流す、撥水剤を重ねて使わない(毎回適度に落とす)、ワックスをかけない、日陰で洗車をする、日陰に駐車する。
こんなところでしょうか。
車種やメーカーによって傾向はありますが、塗装面、樹脂面、ヘッドライト、窓…部位ごとにメンテナンス方法は変わりますが、洗車というのはだいたい1つの洗剤、1つのスポンジなどで済ませてしまいますよね。合うところもあれば長期的に見れば合わないところもある…
悩ましいところですが、気を付けて色々やるほど劣化が早まるんじゃないかなと思います。