破れとも劣化とも
このような状態は劣化でもありますし、ダメージとしての破れでもあると思います。ステアリングリペアではいつも思うのですが、運転の仕方によってダメージが大きく変わるなと。今回のリペアケースでは、ワンハンドステアをやっていたのかなという感じのダメージです。
ステアリングの場合は12時の頂点から4時くらいまでがほとんどです。あとは7時から8時くらいと3時と9時のグリップ付近にダメージある場合が多いです。
こちらはお世話になっている中古車店からのお仕事です。
Before → After
こんなんだけど直るの?と言われることの多いケースです。
私は破れている部分は除去しています。剥がれてしまったり剝がれやすくなっている場所は後々浮きの原因になるので。色々なハンドル操作を想定して施工しています。オーナーさんに直接伝えることができるときは控えてほしい操作方法をお伝えするようにしています。
ただ、広範囲に渡って剥がれている場合はジェル状のリペア剤を使って埋めてしまうこともあります。
リペア後の手入れとステアリングの使い方
基本は水拭きか乾拭きです。爪を立てたり強くこするのはさすがに良くないです。あと塗料やリペア剤がダメになるので溶剤系のクリーナーはお控え頂いています。
常に手の触れる場所であるステアリングは、リペア後のハンドル操作のやり方次第で持ちが変わると思います。
冒頭に触れましたが、ステアリングはドライバーにより操作方法にクセがでる部分です。片手をグーやパーにしてグルグル回したり、強く握ってグイグイ操作したり、下の方だけつまむように触っていたりと様々です。
お控え頂きたいのが片手でグルグル回すことと爪でひっかくことです。操作方法一つで持ちが全然違ってくると思うのでお話ししながらポイントをお伝えするようにしています。
ステアリングリペアも完了と同時に使用が可能で写真のケースでの作業時間は2時間弱です。乾燥時間は不要、ニオイもありません。手触りやシボ感も塗装の仕方である程度再現可能です。
このくらい破れていてもリペアは可能ですのでお問い合わせください。