2000年代以降の車のほとんどはヘッドライトに問題を抱えています。近年、ヘッドライトの光軸、光量についての法規制が厳しくなり、車検が通りにくくなってきており美観向上だけでなく、機能面での回復目的でもリペアの需要はより高まっていると思います。
うちの営業車エブリィもPHILIPSの5000ケルビンくらいのバルブを入れていましたが、2月の通算3回目の車検では光量不足で通りませんでした…。車検では残しておいた純正バルブに戻して、その後LEDバルブに交換しています。
このようにバルブ(HIDバーナー)交換だけで済む問題ならネットで買って自分で交換して5,000円~1万円くらい、ディーラーで純正品の交換となると工賃を含めもう少し高額な整備になります。しかし、ユニットごと交換が必要な場合は片側新品で数十万円~と非常に高額です。
また、弊社でも一般の作業はお受けしていないのでひとのことを言えませんが、磨いてくれる業者を探すのも一苦労。ディーラーでは交換以外受け付けないというケースも多いと思います。なにせ、養生を含め手間がかかる上時間も読めず、車検に通るとは限らない上にボディの傷リスクも考えると合わない仕事になります。磨きキズも必ず残りますし、じきに黄ばみ始めたりハードコートが落ちてきてクレームになることも。やらないが一番です!
前回のアウディA4アバントは180番からスタートしていますが、こちらのV60はすでにガビガビになっており指でこするだけでカスが出るくらいの劣化レベルです。ここまで傷んでくれると作業者としてはラッキーで320番からスタートして1時間30分ほどで両側を磨き終えています。
寒くて適当に写真を撮っていますのであまりカッコ良く映っていませんが、だいぶ綺麗になりました。
新デモカー V60 T4Rデザイン 2012
「ポールスター」のロムチューンがされた1.6リッターターボのスポーティモデルです。ルームクリーニング、シート、ステアリングリペア、ボディ研磨、ガラスコーティング、細部仕上げを予定しています。メカ的な部分には手を付けないと思いますが、しばらく乗ってみて考えます。
その他、V70(2006年式)、V50(2012年式)とボルボを立て続けにデモカー化しています。V50は既に旅立っていますがどれも問題ありですが、個体としては良い状態のものです。