真面目なリペアレポートです。
200系ハイエースのガングリップステアリングリペアです。普通のステアリングと比べるとゴツゴツしており、エッジの立っているところにもダメージがあります。さらに、パンチングもあるタイプです。
働く車は使用頻度も移動距離も長く、休憩も車内で…というとこも多いのでカスタマイズされている車も多かったりします。色々な職人さんも多いので、カスタマイズの工夫たるや本当に感心するばかりです。
そんなハイエースならこの無骨な感じが似合いそうですが、うちのエブリィをガングリップ化したら…軽自動車ですし、そもそも私が無骨でないので似合いませんね🤣
私はノーマルの細~いステアリングのまま乗り潰すことにします😅
ガングリップステアリングリペア
劣化初期段階であれば本革のパンチングは残っていることが多いです。無理に使い続けてしまうとパンチングを潰さざるを得なくなることもあるので早期修理が理想です。とはいえ、社外品ですので交換すれば良いという考えもあります。
こちらのステアリングは擦れて毛羽立ってしまっている部分のパンチングがだいぶ薄くなってしまっていました。無理にパンチングを再現すると時間も費用も増えてしまうので手触りだけ合わせて仕上げています。私は基本的にパンチングは再現しない方向でリペアしています。
リペアの工賃はおよそ25,000円です。ステアリングの交換工賃と新品の部品代を足したものと比べて割安感はあまり無いかもしれません。よって、あまり作業依頼は多くないパターンですね😅交換とリペアとの金額差が大きければ大きいほど満足度も依頼件数も増えてくるものですので。
注意点
ホーンボタンは施工対象外です。色をぼかす程度なら塗ることもありますが、保安部品や重要な部分のリペアは安全性を損ねてしまう可能性があるため施工対象外です。
グリップの色は現状に合わせましたが、ホーンボタンに寄せることもできます。社外品だけに若干の色味の違いがあることもあります。このあたりの調整はリペアならではの特徴でもあります。