デモカーとして2台目のスイフトスポーツZC31Sです。今回は4ATです。
左側の方が日当たりが良かったのか、こちら側だけが圧倒的に劣化しています。
この型のスイフトには良くあるトラブルです。ただ単にフィルムを張り替えるだけかと思いきや…ドアのあらゆるパーツを外すことになるそうで、張り替えだけにしては非現実的な工数がかかるそうなので板金修理でもしない限り交換されることはないパーツです。
ドアバイザーもダメになりますし、その下の両面テープ剥がしも考えたらこの方法一択です。
ということで、1m~2m程離れて見たらわからないレベルに簡単に補修します。
使う道具はこちらです。
- 360番、600番、800番、1500番、(2000番)の耐水ペーパー
- マスキングテープ、養生テープなど
- 信頼できる100mm程度のポリッシャー
- 信頼できる細目コンパウンド
- 信頼できるウールバフ
既にマスキング済みの画像からスタートしていますが、パッキンを保護しています。ピラー中央はフロントドアを開けた状態で張り付けると綺麗に貼れます。私は慣れているのでこれでやっていますが、360番というそれなりに粗いペーパーを使うので塗装面なども養生しておくと良いと思います。マスキングテープは細いものが多く割高ですので塗装面には養生テープが良いと思います。削り続けるわけでなければ保護力は十分です。
1500番まで研磨完了
作業前には信じ難いのですが、白く劣化しきっている層を研磨するとまた黒い面が露出します。前のスイスポで初めてやった時に閃いた時には半信半疑でしたが、成功事例があったので今回は迷わず行ってます(笑)
わかる方にはわかると思いますが、このシートは劣化すると筋が出ます。研磨痕もそれなりに残っていますが、(時間の無駄だと思っているので)劣化した筋が消えることを目標としせず、これで充分と思って終わらせてます。他の塗装作業と並行してやって30分です。賞味15分程度です。
ポリッシャーをかけていきます
右がBefore、左がAfterです。見事に鏡面に戻りました\(^o^)/私の姿は無視して頂きたい…
ポリッシャーがけすること5分、ここまで20分の仕上がりです。2分後には…
この仕上がりです(笑)
冒頭に信頼できるマシン(ポリッシャー)、バフ、コンパウンドと書きましたが、この組み合わせが短時間で良い仕上がりにするコツです。作業時間を見て頂ければわかると思いますが、コンパウンドもバフは1種類しか使っていません。
手がけでここまでできるのかはやり切る気力がないのでわかりませんが、鏡面を出すには数種類のコンパウンドで何分?何時間?も磨かなければならないのではないでしょうか。間違いなく、信頼できる3点セットがあってこの時間で完成します。
Aピラーも同じ症状です
養生しているエリアがフィルムでその下の部分は塗装です。なので、養生をきっちりしないと塗装を剥がすことになるのでご注意ください。360番ならあっという間ですので(笑)
この距離感でこの見た目、18年落ちの車ですから十分でしょう。他の作業と並行しながら都合3本のピラーをこの状態にするのにかかった時間は1時間以内です。
ちなみに、まだコーティングはかけていません。高硬度のボディ用ガラスコーティング剤でも良いかもしれませんが、私はフィルム用の5年耐久ガラスコーティング(GRヤリスのルーフで使用)を仕上げに塗ろうと思います。あいにく雨の為、コーティングは後日にしました。
これは、当店デモカーのみ行っている施工です。工程等についても自己責任にてお願いします。また、お付き合いのあるディーラー様を含め一切お受け手しておりませんので悪しからず。
※価格と資材のコスト、責任の重さが釣り合わないためです。