マツダ3が正しいのか3(スリー)呼ぶのが良いのか迷うマツダのマツダスリー(笑)です。私の話は良いとして、カッコ良い車です。初めのうちはもう少しカクカクしていた方が良いなと思っていましたが、見慣れてしまえばなんてことありません。今のも良いですし、少し下がり目の車高もよく似合う車です。

こちらの車のフロントガラスのうろこ除去と超撥水ウィンドコーティングを施工させて頂きました。
Before → After


黒い縁の部分をよく見るとわかりますが、全体的に同じような感じになっています。
縁は手作業、全体は機械で仕上げています。ワイパーが当たらないところはスケール除去剤も使用してうろこを分解除去しています。仕上がりの確認では、全く水をはじかない状態が数分続くのが理想です。水をかけて弾かなくても終わりではありません。拭き上げてしばらくするとまたモヤモヤ浮き上がってくることもありますので部分的にやり直します。それを繰り返してガラス全面で水がはじかないようなところまで持っていきます。
施工後の水弾きやモヤモヤはうろこが原因の場合と油膜が原因の場合があり、クリーナーも使い分けてます。
水質が影響
長年お世話になっているカーディーラーさまの通勤車でいつも商品や預かり車両に囲まれ、洗車などの水が良くかかってしまう環境に置かれているので仕方がないのかなぁと思いながら作業しました。私もその一人😂
うろこの原因はかかる水分の質が影響します。
井戸水
井戸水からくるうろこはスケール(カルキ)の残留物。ミネラル成分です。
スケール除去剤や研磨剤を使用して除去します。
上水の場合は比較的少ないのですが、地下水の場合は地域やエリアによって水質が変わります。農業地、工業地などでも変わってきます。
東京の足立が地元だった私は上水でしか洗車をしたことがなく、家庭やお店で井戸水を使っているという話をここ千葉で聞いた時は驚いたものですが、上水の場合は酷いスケール汚れが付着することがなく、定期的な洗車で解決することが多い印象があります。スケールよりも油膜除去の方がメインだったような気もします。免許取りたての頃の話ですが😅
ちなみに洗車機の水も井戸水であるケースは多いです。
私の地元の話はどうでもよいのですが、水質が車に与える影響は大きいという話です。
撥水コート
撥水コートからるうろこは主に油分です。
油膜除去剤が効果を発揮します。
撥水コートの上にスケールが乗っている場合もありますが、油膜上に乗っているのであれば油膜除去剤でもうろこは落ちます。これで落ちないうろこはガラスに直接付着してると考え、スケール除去剤や研磨剤を使用して落とします。
手軽にできる撥水コートですが、下処理をしないとひどいことになります。下処理が面倒な場合は効果が十分に切れるまで待つのも一手です。また、撥水効果のあるワイパーゴムを使うことで、ワイパー可動部以外の不純物付着を防ぐこともできると思います。
油分除去とスケール除去を交互に
ガラスをクリーニングする際は油分除去とスケール除去を交互にやることがポイントです。どちらが先かは原因によって変わりますが、
1回ずつではなく、3回目を入れると精度は高まると思います。
油分 → スケール → 油分
スケール → 油分 → スケール
2回ずつ~それ以上は腕が疲れ果ててしまうためやめた方が良いです😅
まれに劣化コーティングを新コーティングで重ね、何層もの劣化コーティングが悪さをしていることがあります。いかに下処理が重要なのかを実感させられる状態ですね。
ウォッシャー液
番外編ですが、ウォッシャー液も原因になります。撥水剤入り、クリーナー入りなど色々ありますが、乾燥、劣化した油分などが不純物と化して原因を作ります。
濃縮タイプのウォッシャー液を井戸水で割っている場合も要注意ですね。
不純物のないウォッシャー液も存在します。純水タイプのものです。純水のウォッシャー液を使うとうろこや水滴残りが抑えられますが、ガラスのコンディション如何では洗浄力が不足することもあるため、面倒くさがり屋さんにとって利便性は高いとは言えません。
ただし、本題に関してのベストチョイスは純水です。
うろこの予防方法
うろこを防ぐ方法は水分をすぐにふき取ること、これに限りますが不可能に近いです…
水質の問題なのでコーティングでも防ぎきれませんが、水を流しやすくすることでガラスに残る水分が減るため、原因となる水滴の付着を減らすことができます。
コーティングをするときはしっかりとガラスをリセットすることが重要です。劣化したコーティングをコーティングで隠す…そして、除去できなくなる…これは避けたいところです。
- ガラスの油分、スケールを完全に除去する
- 正しくコーティングを塗布する
- ウォッシャー液を純水に
- ワイパーゴムの点検、交換
ここまが準備です。
あとは定期的に洗車をし、水分を残さないように最初に窓から拭き上げるようにすると良いです。濡れた窓の拭き取りはセーム革の方が合っていると思います。