一番長く、かわいがった車R33タイプM(ECR33)のお話です。過去所有車の話です。
私にとって車に関する修理、メンテ、サバイバル能力すべての基礎となったクルマです。10年前に手放した時(解体)したときはポンコツ以下のガラクタ扱いと言っても過言ではない状態で、元々が不人気車だったのでさらに見向きもされない車でした。
だいたい2004年頃に10年落ち55万で買った車でしたが、今もし売れば元値以上付くかもしれませんね(笑)ただ、修理やチューニングに200万相当以上かかっていますので、総じてプラスとはいかないでしょう。
故障・トラブル歴
- パワトラ故障
- エアフロ故障
- クランク角センサー故障
- O2センサー故障
- スロポジセンサー故障
- ハイキャスキャンセル(警告灯電球撤去!?)
- 前置きインタークーラーホースすっぽ抜け
- 安物エアクリーナーによるエアフロ異常
- GT-R純正燃料ポンプ故障
- 社外MOMOステ走行中外れる
- サブコンハーネス外れ
- 漏電によるメインヒューズ飛び
センサー系故障
旧車でなくても、10年10万kmも走れば電装系は何かしらトラブるものだと思います。ヤフオクで常に予備を探しては車載していました。走行時は問題なくてだいたいアイドリング状態で振動、ハンチング、エンストなどの異常がでることが多く、2車線以上の右車線を走るのが恐怖に思えるほど…左車線や1車線ならいざとなれば退避できますから😓
スロポジセンサーが壊れた時はアイドリング状態にならず、停止時に1500~2000回転になり元々爆〇マフラーだったのでヤバイ奴だと思われたかと。エンストしないだけまだマシですが(^^ゞ
センサーなどの制御系の電装トラブルは前兆なく起こることもあり、原因がわからない、エンストしたっきり再始動しないなど原因究明が困難になるなどタチが悪いですよね。お陰で、平常時から気に掛けるドライバーとての人間センサーが養われたと思います。
先日のスイスポのアイドリング不調も1回目で気が付きましたので、歳は取りましたがいまだ健在だと変な自信を持ったものです(笑)
機能殺し系
純正の装備にはスポーツ走行や過激な走行の妨げになるものもあります。スイッチでOFFにできるものもありますが、そうでないものもあります。
90年代の日産車にはHICAS(ハイキャス)という後輪の操舵連動がありましたが、キャンセルするとメーターに警告灯が点くので電球を抜くという荒技を使いました。廃車にするつもりで乗っていたのでできたことですが。いけないことでしたね😅
前置きインタークーラーのホースすっぽ抜け
巡航走行中、爆発音と共に白煙が上がり明らかにエンジンの動きがおかしくなったため、即座にクラッチを切り道路わきに寄せる準備をします。ちょうど側道からの合流地点があったので一時停止…と共にエンジンも停止…
いじったことのある方ならわかると思いますが、一番先に疑うべきは直近の作業。この時も過激な走りをやめて前置きインタークーラーを付けることにした後のことですので早速チェック。やっぱりでした。
安物エアクリーナーによるエアフロ異常(むき出し)
これは驚くべき体験でした。その日は強風が吹き荒れる日でなぜか特定の方角に向かっている時だけ息つき症状が出るなと思っていました。確か信号待ちの時でしたが、突風でいきなりエンスト。再始動はできましたが、それ以後同様の症状が連発しとりあえず近くのショップを脳内で必死に検索。
その時は外出時にネット検索なんてできませんので記憶が頼りです。いまはなくなってしまいましたが、流山市にあった実店舗の通販ショップを思い出し駆け込み。
不人気車とは言え、さすがのスカイライン。アペックスのむき出しエアクリーナーが売ってました!
早速、ファミレスの駐車場を借りて交換。ちゃんと食事したと思います💦すると、なんと症状回復!!2度とこのようなことは起こりませんでしたが、エンジンフードは閉まっているのに風の影響を受けるんですね!?
GT-R純正流用燃料ポンプ故障
旧車では必ずあるといっても良い燃ポン故障。GT-R純正を流用して使っていたのでウィーンという作動音がただ物ではない車を演出してくれていました。デリバリーパイプやインジェクターがノーマルだったので性能的にはノーマルと変わらなかったと思います。
トラブルの起こり始めは何度か燃料タンクを叩いて復活していたのですが、最後にはうんともすんとも言わなくなり、レッカーで知人のディーラーに運んでもらいました。信号待ちでしたが夜間だったので落ち着いて行動できました(笑)
年調セッティングをしていたのでディーラーにもR純正を勧められ、新品交換。たしか15万くらいしたと思います。
社外MOMOステ走行中外れる
私は非力なのでパワー不足が原因となることがあります。これも正にそうで、ステアリングのロックボルトが緩み走行中にステアリングがスプラインから外れました。まったく操舵できない状態です。即座に押し込み事なきを得ましたが、タイヤが路面の凸凹を拾ってしまっていたらアウトだったかもしれませんし、刺さっても変な角度になってしまっていたかもしれません。
付け直し、数日後に増し締めをしてからはドリフトを使用が何回コースアウトしようが外れることはありませんでした。
サブコンハーネス外れ
ジムカーナ場でひとしきり走った後の帰り道、走行突然ストールしました。そのときは残念なことに右側車線走行中。とりあえずクラッチを切り惰性を残します。そしてなんとか閉店後のコンビニらしき駐車場に勢いをつけて突入!
次に書くメインハーネス飛びを経験しているので、メーターが消灯している時点で再始動を即時断念。クラッチを切るという判断に結びつけられたのが功を奏しました。国道のコンビニなので段差があるので勢いを残せたのは幸いでした。
原因は純正コンピューターにかませたサブコンのハーネスの両端がバンザイする形で接続不良状態になっていることでした。中央のボルトを増し締めしたら回復しました。
漏電によるメインヒューズ飛び
一番思い出したくないトラブルなのでトリにしました。
裏道の細い一方通行路しかも軽い上り坂で信号待ち渋滞をしていたところ、突然エンスト。キーを回しても何も起こらず全計器が無反応に。両側ガードレールという状況で退避もできないし後ろも詰まってる。
頭より体が先に反応し、同乗者と共に押し、通りがかりの自転車のお兄ちゃんにも手伝ってもらいながら数十メートル上ったところにあった小さな駐車場に突入。正確な時期は忘れましたが暑かったのは覚えています。大汗をかきお礼もちゃんとできていないのにお兄ちゃんは颯爽と去って行ってしまいましたが、本当にありがたかったです。
ACCも無反応なので入り口からおかしいのだろうと狙いを定めて点検し、ヒューズボックスのメインヒューズを点検。50Aだったか車で一番大きなヒューズです。ちょうどエアコンが同じ要領だったので付け替えたところ無事に始動。
今度は冷や汗をかきながら一度帰宅しました。
1994年式(平成6年)なのですが、すでに10年弱経過しているものと思われる当時物のターボタイマーのハーネスが漏電を起こしていたことが原因でした。点検でもう1回ヒューズを飛ばしまい、在庫切れ。修理費は数百円で割と簡単に手に入るものでしたが、私のクルマ人生で一番のトラブルです。
教訓
下に行くほど精神的にも深刻なトラブルになります。だんだん文章のトーンも変わっていっているかもしれません(笑)
すべて20代前半での出来事です。若さが許してくれるわけではありませんが事故を起こさなかったのは本当に良かったなと思うことばかりです…
しかし、これもカーライフの一部です。現代のクルマでも起こらないとは限りません。
いわゆる旧車というのは電子制御が限りなく少ない車に当てはまる言葉だと思っていましたが、90年代の車もいまだ現役。立派な旧車だと思いますが、電子制御たっぷりの車にはそれなりの注意が必要で技術よりも情報や予防が重要なのかもしれません。
なによりお金…
電子部品は中古品だと信頼性に欠けるので新品でないと安心できません。すると、とんでもない金額になりがちです。が、立ち往生しないためには必要なメンテナンスの一部です。
「希少」というのは魅力的ですが、高額だったり入手困難だったりします。エンジンであれば複数車種で使われていたりするものだとパーツも安価に入手しやすくなったりするのでこの辺りは注意しながら車種選定します。
GRヤリスはこの「希少」に分類されそうなのですが…
若い方へ
若い方へ。私が20代の頃よりも車を取り巻く環境は確実に厳しいのですが、同じような悩み(主に金銭面)を持ちながらも楽しんでいらっしゃる方も多いなと感じます。
ネットから情報が得られるのでDIYの幅も広がり、ネット通販により専用ツールも手に入るなど過去にはない充実したカーライフの一面もあると思います。
楽しい車やスポーツタイプの車は高額で手に入れにくいのですが、私が若かった頃もGT-RやRX-7のような車だけでなくシルビアやEKシビック、インテグラなども100万超などで断念してました。今も変わらないと思います。
変換期にあるクルマですが、どうか安全に楽しんで頂きたいと思い、恥ずかしい過去を書きました。これからの時代を担う若者にもカーライフも楽しんでもらいたいなとオジサンは願っています。