お世話になっている中古車店からのご依頼でした。最悪塗装ですねという電話での話から現車確認の上作業を始めました。
車はアテンザセダン、ベージュのレザーシートです。
Before
カー用品のルームクリーナー、革用のクリーナーでも落ちません。落ちたとしても、シボも一緒に痛めている可能性が高いですし、拭き残しも多いはず。何より時間がかなりかかると思います。
After
キレイに塗れました!と言ってしまえば良いのかもしれませんが(良くない)、15分くらいのクリーニングで簡単に解決しました\(^o^)/助手席側もやってます。
リペアの技術ではなく、ルームクリーニングの資材を使ったレザーシートクリーニングです。特別な濃度で割ったアルカリ電解水と専用のブラシを使用しています。これでダメなら塗装というくらいのベストコンビです。
最後にレザーシートワックスで軽く拭いて完了です。作業時間よりも、久しぶりにお会いした店舗の方とのおしゃべりの方がずっと長かったお仕事でした(笑)
動画などからのチャレンジについて
「やってみた動画」などを参考にチャレンジする方がいらっしゃいますが、洗剤はマネできても道具がダメ、またはその逆でうまくいかない、最悪失敗したという話を聞きます。本件も、車という商品を作るプロフェッショナルである中古車店がお手上げだった状態です。
私も動画などを参考にすることもありますが、本当に有効かつ安全尚且つ、瞬殺な方法は普通は企業秘密だと思って見てます(笑)
持ち主の方には施工方法を教えてほしいとお願いされたら説明をしますが、注意点が多くて話が長くなり「やっぱ無理だわ」と言われることも多々あります。簡単そうに見えること程、奥が深かったりします。
最後に、内装のクリーニングで使うブラシにナイロン製はご法度です。簡単に素材を痛めます。天然の毛を使ったブラシ、成分を考えた洗剤の利用がポイントです。