ふとした思い付きで空き時間に、合計半日分くらいを使って営業車EVERYの旧ガラスコーティング剥離とX1ダイヤモンドダブルコーティング、ケイ素被膜ウィンドコートを施工しました。
購入から7年2か月、10万4千kmくらい走行していますがディーラーメンテ車なのでコンディションは👍
営業車のエブリィにはマニキュアコートやポリマーコート、2種類のガラスコーティングなどテスト施工を繰り返してきています。10万kmを超えた今回は、古いコーティング層を除去してからコーティングをかけます。
ここ2年くらいで洗車は合計で10回もしていません😓
日々の施工で井戸水や洗剤を浴びせられながら洗車もされず、右半面はスケール汚れだらけになってしまっています。もはや落とすのは困難なレベルです。ボディ全面を研磨するには大変すぎるので、屋根とボンネット、右半面をポリッシャー研磨を行いました。
左半面は、私の用途的にあまり汚れないため軽い下地処理のみにしました。お金が稼げない仕事に手間はかけません🤣
EVERYボディコーティング遍歴
EVERYは5年ぶりのコーティング施工です。2020年4月に5年保証のX1-8500をしてから丸5年になります。
2018年4月 | マニキュアコート(1年耐久ポリマー) 該当記事はこちら |
2018年9月 | フロント周りのみX1-エココート7000 (3年耐久ガラスコーティング) 該当記事はこちら |
2018年11月 | ルーフのみX1-ハイスピードコート 該当記事はこちら |
2019年5月 | ボディのみマニキュアコート再施工 該当記事はこちら |
2020年4月 | X1-8500(5年耐久のガラスコーティング)全面施工 |
2025年6月 | X1ダイヤモンドダブルコーティング※一部ダイヤモンドコーティング |
普通は徐々に耐久年数の少ない、安いコーティングになるのですが、我がEVERYは毎度ランクを上げながら、8年目に最上級7年超耐久のガラスコーティングを施工しています。
左がコーティング施工前、右コーティング施工後






施工直後なので違いは自己満足🤣
完全硬化まで1週間かかりますので、本来の輝きはそこから発揮されます。塗装が傷んでおらず、下処理がそれなりにできていればコーティングはプラスαでしかないので、画像から見る違いは分かりにくいものです。
艶のわかりやすい部分をしっかり伝える撮影技術があれば画像でも違いを際立たせることができるのかもしれませんが😓
さわり心地まで変わる
ダイヤモンドコートは感触がかわります。サラッとフワッとした感じになります。新車でもありえない感触がたまりません。
10万kmを超えた働くエブリィにこんなことをするのは全国でも数えるほどしかいないでしょう(笑)
古いガラスコーティング落とし



今回、一番気合を入れたのがルーフの処理。普段からあまりに洗車をしなかったため、ガラスコーティングが劣化してガビガビになりかけていました。こうなるとガラスコーティング層は削り取るように磨かないといけなくなります。
これはガラスコーティングのデメリットです。
コーティングが劣化して塗装から剥がれだすとみすぼらしいだけでなく、修復は困難※です。
※コーティング層が残っていればリカバリーができることもあります。
エブリィはソリッドなので、塗装面に到達するとわかります。ちょうどその所を見極めながらガラスコーティング層を除去していきます。深追いはしませんが、上記写真くらいにはなります。
(私のやり方の場合)研磨時は、コンパウンドと専用の潤滑剤を使ためコンパウンドをふき取っても艶は出ません。ムラに見えますが、慣れればこの状態でも問題ないと確信をもって進めていくことができます。ルーフ全体のガラスコーティング層を除去した後に仕上げ磨きを行います。
仕上げ磨きで初期研磨の成否がわかります。塗装面に艶が出てくるのでニヤけが止まらない瞬間ですね。
超撥水ウィンドコート

ボディを仕上げると必ず窓のスケール汚れが気になるので、窓も仕上げています。ボディが汚れている時にはあまり気にならない窓の汚れも、周りが綺麗になればなるほど窓のウロコが気になってきます。
サイドとリヤガラスはスケール除去のみで簡単に済ませていますが、強固に付着したウロコ(スケール除去)と油膜落としは別の作業です。スケール除去後、油膜除去をやると完璧な下地になります。
フロントだけは両方やりましたが、サイドとリヤはスケール除去のみです。
下処理が済んだら各窓に撥水コーティングをします。カタログ値は1年持つコーティングですが、サイドガラスは数年持ちます。
窓の撥水処理をしたら必ずワイパーゴムを交換しましょう!コーティングの持ちが変わります。
ということでうちのEVERYも前後3本すべて交換😄
プロがやれば数年分の汚れも半日で!
そういう自信があるから洗車をしないのです!!
というか、「これは後々大変だな」という部分は、たとえ洗車翌日であったとしても対処しています。汚れの質の見極めが肝心です。洗車をしていないだけのただの汚れなら数か月放置していてもなんとかなります。また、「ここはこういう風にキレイにしよう」というテーマを持って日々EVERYを見ているので、それを「いつやるか」だけです。
これは極端な使い方ではありますが、洗車をしないのは良くないです。コーティングの劣化を早めます。現に、うちのEVERYのルーフは5年持たず剥がれだしてきています。
「洗車をしないのはダメ」これは間違いない。私は残り物の材料を使えますが、ユーザーさんは何万円もかけた高い価値のあるパーツのようなものです。
正しい管理方法を取ることで長持ちできます
ガラスコーティングは水洗いで十分です。洗剤を使うなら中性で弱いもの、何なら局所的に使うだけに留めても良い位です。
EVERYは洗剤を使わないお陰で特にサイドの撥水は最後まで持っていました。もちろん、表面のスケールや不純物除去後の状態にはなりますが、水洗いだけで十分ということが改めてわかりました。
これは10万円以上のメニューです!!
ここまでさらっと紹介してきていますが、このメニュー10~15万円くらいのスペシャルコースです。エブリィだとしてもです。
マイカーだけに妥協があり、使い古しのコーティング剤を使うことでコストも抑えていますが、一般ユーザーさんでは早々手が出ないものになります。8年目の営業車にやることじゃない(笑)
もうコーティングはしない
次の目標です。コーティングを剥がすことのないように最後まで維持します。
特に劣化の激しいルーフとボンネット、バックドアにはカタログ値で7年以上の耐久性のある最上級のガラスコーティングを施工してあります。剥がすが一苦労なのでもうコーティング剥がしはしません🤣