トータルリペア・アイテックの石田です。
今回は糸がほつれてしまったレザーシートリペアのご紹介です。
おクルマはインフィニティFX35。
サイドサポートと背中部分のつなぎ目の糸がほつれパックリ開いてしまっています。
ちょうど形の変化が大きい場所で革や下地にはクセがついてしまっています。乗り降りでの変形も加わる場所でいかにも傷みそうな条件がそろっているところなので仕方がない部分もありますが…
シートを外して、カバーを脱がせてリペア…そこまでの状態ではないのでこのままの状態で縫い合わせていくことにしました。
Before
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糸がほつれ、抜けてしまっています。このままではどんどん穴が広がっていってしまいます…
ほつれた糸を補いながらに伸縮性のある糸で縫い直します。
After
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シートを取り外さずにリペアが完了しました。
癖が強くついてしまっているので違和感は残っていますが、縫い合わせて仕上げることができました。
オーナー様からは一発OKが頂け、ホッとしました。
ほつれのリペアはシートを外して、シートカバーも取り外し裏から縫い合わせたり張り替えをする方法と、取り付けたまま縫い上げる方法があります。
取り付けたまま縫い込む方法は多少施工跡が残りますが、シートの脱着が不要で時間と費用が抑えられます。
ご相談の上、今回は縫い込む方法を取りましたが、張り替えのご依頼も承っております。
破れや欠損でも大掛かりなことをせず、リペアができる場合があります。状態に合わせた適切なリペアをご提案しますので、あきらめずにご相談ください。
ご依頼いただきありがとうございました。