N-BOX/(スラッシュ)の内張リペアです。合皮のような素材でした。詳しくは良く見ていないのでわかりません😅
リペア箇所は内張で良くある部分です。何かに当てたり引っ掛けたりして破れてしまったのでしょう。状況としては生地が破れてめくれあがりベースの樹脂が露出してしまっています。また、中の方は変形してしまってクシュっとなってしまっています。
完成形の画像はリペアに過剰な期待をしないよう歪みの目立つ部分を採用しています。厚盛に厚盛を重ねていけば整うと思いますが、スピード重視の仕上げです。といっても1時間15分ほどかかっています。




変形部分はアイロンで形を整えてから接着剤で接続し、巣穴をパテで埋めて塗装して仕上げています。
こういう状態の調色はとても難しいです。クリーニングはしてますが、落ちない汚れ、傷、色あせ、日焼け…色々な原因によって何に合わせたら馴染むのかわかりません(笑)今回は恐らくオリジナルに近い薄い目の色に合わせています。汚れたら合ってくるでしょうということで。
もう少し真面目な理由としては、内張はヤニ汚れも含んでいると思われ、走行中露出しない縁部分があまり汚れておらず若干黄ばんでいる中央部に合わせてしまうと縁部分の色の違いが目立ってしまいます。
そこで、画像のようにドアを開けたときにとても明るい環境下でもわかりにくいように縁のよりオリジナルに近い色を選びました。
リペア後の状態で歪みが出ていますが、あくまで補修です。変形が酷い状態からのリペアには限度があります。目立つように撮っていますが、これ以上目立つこともありません。破れはすぐにわかってしまいますが、リペア後の状態に気が付くのは難しいものです。
そもそも、今回のリペアは予算があってこの日のうちに全部で4台6か所のリペアを行っています。「予算<仕上がり」でOKが出た。というか、私がOKならOKくらいの信頼を置いて頂いているお客様です。もし「予算>仕上がり」だったら追いかけて平滑を目指します。もう少し時間をかけてやらなければならないのはこういう時です。
仕上がりは車の状態を見てからの塩梅です(笑)
